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HAHAHAHAHAHA *次々と頭の中に物語が浮かんでくるぜ★
あ、はい。本編どうぞ
コツコツ…
物静かな学校の廊下を1人で歩く。
誰もいないからか、俺の足音がやけに響く。
この廊下の突き当たりの右には階段がある。
階段を上がり、俺は屋上の扉を開ける。
キィィ…と甲高い音をたて、俺は立ち入り禁止の屋上へと足を踏み入れる。
それは、死にたがりの、君に会うため。
俺とそいつが出会ったのは、今から4か月前。
俺は部活をサボっていた。
大会があるタイプの部活じゃないから、別に怒られないし、暇だったから、抜け出しただけだ。
放課後の廊下は、部活動に励んでいる生徒の声でちょっと煩かった。
だけど、俺の頭にふっと浮かんできたのが
「…屋上開いてんのかな?」
ただ、それだけ。
特別な理由なんて、何もない。
3階の廊下の突き当たりを右に曲がる。
そこに、階段がある。そして、1番上に登ると…
扉がある。
俺はドアノブに手をかけた。
キィィ…と音を立てて、扉を開ける。
……ん?
誰もいないと思っていた場所に、人がいた。
そいつは、俺と同じ性別で。髪が黒く、前髪は目の上に少しかかるくらいの長さ。
その瞳はアメジストのような紫で、とても綺麗だった。
だけど、その目には光が宿っていなかった。
そして彼の左腕には赤黒く染まった包帯が巻かれていた。
その少年は、フェンスの向こう側に立っていた。
その瞬間、俺の心の中がザワザワして、気づいたら俺は咄嗟にフェンスを飛び越えていた。
そして、その少年の身体を引き寄せる。
危機一髪だった。彼は死のうとしていたのだ。
俺があそこから動かなかったら、確実に彼は死んでいた。
彼はびっくりしたような顔をして俺を見た。
「…ッ、!離せよッ、!!」
彼は俺の腕の中で足掻いた。
「おぉ、っとっと!危ないなぁ、落ちるじゃんか!」
「じゃあ、その腕を離せよ!」
そう言いながら俺たちは、フェンスの中に戻った。
はぁ、はぁ、と息をきらしながら。
「…何やってるんだ?お前は…」
俺はそうやって彼に尋ねてみた。
「…何やってるって…飛び降りようとしてただけなんだけど…」
彼は素っ気なく返してきた。
「…そうかい…っていうか、君、名前なんて言うの?」
「誰がお前に名乗るか!どうせもう会わないからいいだろ、!」
彼はそれだけ言って、階段の方へ走っていった。
まるで、逃げるように。
「…なんだ…?あいつ…」
俺はそうボヤいた。
家に帰ると、すぐに部屋のベッドに飛び込んだ。
ぼふっ、とベッドの柔らかみを感じながら、さっきの少年について考えていた。
紫の目、無表情、左腕の包帯。…包帯?
そういえば、どうして、死のうとしていたんだろう…?辛いことがあったのかな?…こういう時ってどうしたらいいんだろう…
そこで俺は親友(?)の高橋蒼真に相談をしてみた。
プルルルル…プルルルル…
俺は蒼真に電話をかけた。
蒼真は暇だったのか知らないがすぐに電話でた。
『…もしもしー』
「しもしもー」
『要件言えや要件』
蒼真のツッコミに笑いそうになったが、堪えてさっきの少年について話した。
「今日さ、なんか屋上で変なやつにあったんだよ。」
『はあ?屋上?屋上立ち入り禁止だろチクるぞ』
「やだぁ!ちょっと!チクるのはやめてよ!」
「まあ、話進めるんだけど、開いてるかなって思って屋上に行ったのね?で、開いてたよ。だから覗いて見たらさ、その変なやつがいたんだよ!」
『まあ、色々とツッコミどころはあるが、その先は?』
「まあ、その変なやつはさ左腕に包帯巻いてたし、オマケに、フェンス越しに立ってたんだぜ?まあ、とめたけどねぇ。死にたがってる人にあったことなんて1度もないから、これからどうすればいいかなって。蒼真に聞いたらわかるかなッテオモッテ☆」
『はーん、うーん、俺もよくわかんないから言えないけど、悩み聞いてあげるのも手じゃね?まあ、無理に聞かなk…』
「おっけー!ありがとうだぜ!じゃーな!」
『は?お前、最後まで人の話をちゃんと…』
ブチッ
俺はすぐに電話を切った。
そうだな?悩みを聞けばいいのか。
あと、無理に聞かない。
よし、明日も屋上に行ってみよう。
翌日。
俺は学校について、すぐに屋上へとかけた。
一応、確認でね?
幸い、俺の教室はこの階段のすぐ近くだ。
扉のドアノブに手を伸ばす。
昨日と同じ音をたてて開いた。
そこには、フェンスに体重を預けている彼がいた。
彼の髪は風になびき、何かを見つめているようだった。
俺は彼が気づかないように、そーっと近づき、
「…よっ!元気?」
と、元気よく話しかけた。
当然、彼は肩を跳ねさせ、びっくりしていた。
「…な、何?昨日の…??なんでまた…?ていうか、あんたのせいで元気じゃなくなったんだけど…」
「えぇ!すごい辛辣!愛想悪いと嫌われるぞー!」
一瞬、彼の顔が歪んだように見えた。
だけど、一瞬で元の顔に戻った。
「別に、嫌われてもいいし」
その声はちょっと震えていた。
そろそろ本題に入ろうかなと思った時、朝のホームルームのチャイムがなった。
「あ、やっべ!急がなきゃ!」
俺は彼を屋上に置いて、走っていった。
その時も彼はゆっくりと俯いていた気がした。
俺は教室に入った。
「すみませーん遅れました…☆」
「遅れました…☆じゃないんだよ。お前何回遅刻すれば気が済むんだ!ほら、早く座れ。」
「はーい」
教室に入った途端に、クラスメイトの笑い声が聞こえてくる。先生も本気で怒っているようではないので安心して胸を撫で下ろした。
朝のホームルームも終わり、授業も終わった昼休み。
屋上にかけていく彼の姿を見つけた。
俺は何かあっては大変なので、お母さんに作ってもらったお弁当を手にして、後を追った。
昨日と同じように扉を開けた。
やはり、彼は屋上にいた。彼は屋上の角に体育座りをして、空を見上げていた。
彼は俺に気づいたようで、目を丸くしてこちらを見ていた。
「…ま、またお前か…なんで俺なんかに構うんだよ…」
うーん、やっぱり、この人めちゃくちゃ素っ気ないぞ。なんでなんだ?
「まあまあ、そんなことより。昨日のあれさ、冗談にしては結構シャレになってなかったんだけど」
「…お、お前に何がわかるんだよ…」
まあ、予想通りの返事だね。
普通、会って1日の人にそんなこと言わないからな。
「…うーん、じゃあ、名前は?俺は佐伯律斗だよ!」
「…し、白石…透…」
「透か!いい名前だね!」
「…い、いい名前…」
透は少し動揺していた。
でも、昨日みたいに暗くなかったから、そこは少し安心した。
「…じゃあ、好きな食べ物は?」
「…ない、かも…」
「なるほどなー、じゃあ、嫌いな食べ物は?」
と、俺はどんどん質問していく。
透は動揺しながらも、俺の質問に答えている。
「…じゃあ、なんで昨日あんなことしようとしたの?」
「…そんなの、つr…はめたなお前!!」
うーん、まだ早いか。地雷を踏んだようだ。
ちょっとこの話はやめとこう。
その時、ちょうどチャイムがなったので戻ることにした。
「…あ、じゃーねまた後でー☆!」
その時、透は校舎の外を眺め、何かをぼそっと呟いた。
その瞳は、校舎の外じゃない、何かを見つめているようだった。
5限目終了のチャイムが鳴り、教室は放課後の遊びの予定などで、話していた。
俺は席を立ちながら、無意識に窓の外を見ていた。
…今日は屋上に行かないでおこう。
理由は特にない。ただ、なんとなく。
なんとなく足が向かなかっただけだ。
「…帰ったらなにしよっかなー…」
独り言みたいに呟いて、鞄を肩にかける。
ずっしりとしたのを肩で感じながら歩いていった。
帰り道、俺の頭の中は透でいっぱいだった。
今日、屋上に行くべきだったのだろうか。それとも行かないべきだったのか。
そんなことを考えながら、俺は家への道を歩いていた。
突然、後ろから声がした。
「うぇーい」
「……うわっ!?!?!?」
振り向くと、そこには見慣れた人がいた。
呆れたような表情で立っている、高橋蒼真だった。
「なんだよ蒼真かよ……脅かすなって」
「いや、普通に声かけただけなんだけど」
蒼真は俺の顔をじっと見て、首を傾ける。
「てかさ、お前今日ずっと上の空じゃね?」
「……そう?」
そう答えたけど、図星だ。
自分でも分かるくらい、今日は変だったから。
「まあいいけど。帰るぞ」
「おー……」
歩き出しながら、俺はもう一度だけ、校舎の方を振り返った。
勿論、屋上は見えなかったけどね。
その次の日。
俺は珍しく、学校に早くついた。
そうしたら、クラスの女子に話しかけられた。
「なあなあ、お願いなんやけど、代わりにこれ、保健室に持ってってくれへん?」
「…あぁ、いいよ」
俺はその女子からファイルみたいなのを貰って、保健室に走っていった。
コンコン…
俺は保健室の扉をノックした。
「…失礼しまーす…」
そぉっと忍び足で入り、先生にファイルを渡した。
「…おー、ありがとう」
先生にそれだけ言われて、俺は保健室を出た。
その時だ。
目の前に、屋上にいた彼がいたのだ。
まあ、バチンと目があってしまったけどね。
「…あ、お前…」
「…律斗だぞ…」
なっ!俺の名前は『お前』じゃねぇーよ!っていう言葉が喉に詰まって出てこない。
本当になんなんだろう…!
「…そういえばお前…昨日…いやなんでもない。」
透が何かを言いかけて、保健室の中に入った。
もう、愛想悪いにも程があるぞ…
心の中でそう呟いて、教室を後にした。
次回に続くヨ!
ていうか!!!一次創作だけじゃなくて二次創作も書きたいんだけど!!私の実力じゃ無理だヨォッ!!
( ^o^)<うわぁぁぁあ!
ていうことで。
おやすみ世界ッッ!!