東京が世界地図から消えたあの日の落日

「私たちアメリカ国民は今、国家的な努力に参加し、国を愛し、困難にも立ち向かって来た多くの仲間を一瞬で失いました。遥か遠く離れた異国の地で、軍事的な工作に巻き込まれた事は明白です。羽田空港に墜落した我が合衆国の機体からは、1ミリたりとも、人の痕跡は見つかってはおりません。そう、1ミリ足りともだ！東京ジェノサイドなどと言う現象は、事象などでは無く、明らかに攻撃です。私たちは日本政府に問う！ 事実を明白にし、真の友人ならば共に見えない敵と闘う意志を示して欲しい！私は本日、日本国内に在住する全てのアメリカ人に、避難勧告を発令する、また、軍人、その家族に対しても撤退命令を下す決断をした！また、日本から輸入される全てのものに、200パーセントの関税をかけるだろう！ボールは日本側にある。我々は、対話の窓はいつでも開いているが、君たちをもう甘やかすことはしない！私は、本来日本という国を愛していた。間違えたのはなお前たちだ！」
その数時間後、槇村も緊急声明を出した。