悪徳セールス
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 瑶太「あのさぁ…」
 夏油「うん?」
 瑶太「もう来ないでくれる?」
 夏油「な゙、なんで…」
 瑶太「いやだってさ、不法侵入された挙句勝手にお菓子食われてるんだよ?」
 夏油「お腹減ったんだもん…」
 瑶太「いやいやいやいや…」
 
 僕は蜑埜坐 瑶太。突然変な教祖?が家に居てめっちゃビビった。まぁ、これが日常化してきてるんだな最近…
 事の経緯を話そう。そう、あの日俺はバイトをしていた…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 瑶太「お買い上げ、ありがとうございました!」
 
 僕はいつものように満面の笑顔でお客様に感謝を言っていたんだ。それで今度のお客様を見たら教祖だったんだ。
 
 瑶太「え、あ…(身長たっか。)」
 夏油「あの…?」
 瑶太「え…あ、す、すみません!!」
 瑶太「えーっと」
 瑶太「豚バラが一点と…」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 瑶太「うむ…」
 瑶太「今日の晩御飯は蒸ししゃぶですか?」
 夏油「え?まぁ…はい…」
 瑶太「美味しいっすよね!!」
 瑶太「特に胡麻…」
 瑶太「あ、人の好みがあるか。」
 瑶太「お買い上げ、ありがとうございます!!」
 夏油「…」
 夏油「また来るよ。」
 瑶太「え、あはい!!」
 瑶太「それにしてもあの人初めて見たな!!」
 瑶太「初めて今日ここに来たのかな?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 夏油「…猿…?」
 
 なんだあの子。なんか心が浄化されるような…
気の所為だな、猿に浄化作用なんて無い。見間違いだろう。
 
 あ、また来ると言ってしまった…まぁ、信者にでもするか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 夏油「まぁ、どうせ覚えていないだろ。」
 
 なんせ私だって覚えてないもの。
 
 瑶太「おや…?」
 瑶太「また来てくれたんですね!!」
 夏油「?!」
 瑶太「僕、人の顔を覚えられる人なんです!!」
 夏油「へ、へぇ…」
 
 え、覚えられてる。……?なんか…いわ…かん…………コイツ、呪霊が出てない…?な、なんでだ…さ…猿…だよな…
 
 夏油「最近、妙なものを見ませんか?」
 瑶太「え?ん〜…?」
 瑶太「変な化け物が幼少期から見えてますね!!」
 瑶太「誰も信用してくれないので言ってないんですけど。」
 瑶太「貴方、何か黒いっすね!!」
 瑶太「あ、失礼…」
 夏油「…君、」
 瑶太「はい」
 夏油「こちら側に来ないか?」
 瑶太「………」
 瑶太「ま、まさか…」
 
 宗教勧誘?!
 
 瑶太「ぼ、僕はそんなに…」
 夏油「是非、来てほしいんだ!!」
 瑶太「ま…まさか貴方…」
 
 クソ、呪術師か…
 
 瑶太「悪徳セールスですね…!!」
 瑶太「僕は生憎そんなにお金を持ってないですよ!!」
 夏油「いやちが…」
 夏油「はぁ…今度家に行くよ。」
 瑶太「え?」
 夏油「何でも。」
 瑶太「お、お買い物…」
 瑶太「あ、今日はトンカツ?」
 夏油「まぁね。」
 瑶太「意外と食べますね。」
 夏油「ふふっ、そうだろう?」
 瑶太「僕こんなに食べれないです…」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
完
 蜑埜坐 瑶太
 ニッコニコスマイルで人々の心を浄化。勿論そんな術式はない。人の顔を覚えられるタイプ。
 夏油 傑
 ニッコニコスマイル(胡散臭い)で人々をたまーーーーーに殺す。勿論術式。人の顔を覚えられないタイプ。へぇ…人の心を…ねぇ…
 おハム
 ニッコニコスマイルで人々を黙らす。勿論圧。人の顔は覚えてられるけど名前は覚えられないタイプ。ぬぉん
コメント
4件
この子の周りに幸せオーラ振り撒いてそう(幻覚)