走って。
走って。
ドサッ
「っ…」
転んだ…んだと思う。
膝をすりむいたのだろうか。血が出ていた。手もじんじん痛む。だけど。
僕は、貴女に会う為に。
さむい。息が苦しい。
腹がいたい。足が痛い…
走る気力も無くなっていた。
目から涙がでてきた。
でも、歩くのだけはやめたくなかった。君に会えないから。
歩くのをやめたら、彼奴らに。
「やっと…つ、いた…」
ああ。
「ありがとう。ほんとに来てくれたんだね。」
「あなたも、一緒に行きましょう?」
生きている意味など、無かった。
だからーーー
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