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今回は地の文頑張ってみよう!
なんて意気込んで書き始めたら超駄作になってしまったのでここで供養。
監禁、共依存注意です
「はぁ……」
窓から見えるいつもと変わらない景色。
金具で固定された窓の枠に手を滑らせると、金属特有の冷たさが指先を冷やす。
丁寧に固定された金具は全てきんときが俺の為に付けてくれたもの。
怪我をしないように角は丸く削られていて、小さなところからも愛が伝わる。
「朝ごはん食べないと……」
テーブルの上にはまだ温かさが残る朝食が用意されている。
少し豪華過ぎると感じる程煌びやかな朝食は、俺一人では一生食べることはなかったと思う。
「これ、置き手紙…?
“今日は朝食一緒に食べられなくてごめんね。
昼前には帰るから待っててね!
俺が居なくてもちゃんと朝食食べるんだよ!”
って、心配性だなぁ……」
やけに静かなリビングに1人座り、手を合わせる。
「いただきます、……」
1人の寂しさを紛らわせるためにトーストを口に運べば、程よく焼けたトーストとバターの香りが混ざり合って鼻に抜ける。
美味しい、はずなのにきんときが居ないと何処か単調な味に感じる。
義務的に朝食を口に運びながら、ふと昔の事を思い出す。
そういえば、ここで暮らし始めた頃は……
確かあの日は、きんときの家に呼ばれて……
「きんとき…?ねぇ、どうしたの?何するつもり…?」
「だーー、ーーけーーから」
あの時……何て言われたんだっけ?
「nakamu、ーーーー。」
バタッ
きんときが何か言うと同時に、俺の視界は暗転した。
「ん、……ぁれ…」
目が覚めた時、俺はきんときの家の一室にいた。
確かここは空き部屋だから物置にしてるって言ってたはずじゃ……
カチャッ
周りを見渡すため体を起こそうとすると、背後から金属音が聞こえた。
「…は、これ…手枷……?」
異様に冷たく、重いそれは壁に固定されていて、外そうと強く引っ張ってみても手首が痛むだけだった。
ガチャッ
「あ、nakamu起きた?」
「きんとき…?な、何…これ……」
「ん?あぁその手枷はちゃんと”お利口に”していたらすぐ外してあげるから、安心して」
「お利口に、って……」
きんときは目の前でしゃがみ込むと、手枷を愛おしそうに撫でながら言った。
「大丈夫、nakamuはされるがままで良いから。」
それからしばらくは、きんときに監視されながらの軟禁生活だった。
携帯は無くなり、外出は許されなかったものの、衣食住は揃っていたし暴力や暴言は一度も無かった。
それどころかきんときは俺をこれでもかと言うほど甘やかしていた。
ある日、きんときは用事があると言って半日家を空けた。
その日だけはまた手枷を付けられ、一人あの部屋で過ごす事になった。
ここ最近はきんときど常に一緒だったからか一人の部屋は心細く、またみんなに会いたいと寂しくなった俺は、帰ってきたきんときに泣きついた。
「きんとき…寂しいよ、またみんなに会いたいよ……もうこんなことやめようよ……」
「ごめんね、寂しかったね。でも俺はnakamuが大好きで、大切だからこうしてるんだよ?」
「ぇ…?で、でも……」
「ねぇ、受け入れてよ……俺はnakamuを守りたい、外に出したくないの」
きんときは俺を強く抱きしめながら、語りかけるように言った。
俺は、その言葉を嬉しいと思ってしまった。
「……懐かしいな」
食べ終わった皿を洗い、片付け終わるとまた孤独感が押し寄せる。
「寂しい…早く帰ってこないかな……」
きんときが居ない家では何もやりたいと思わない。
ただただ無気力に帰りを待つ。
ガチャ
いつの間にか眠ってしまったみたいで、玄関の扉の音で目が覚める。
「…!きんときっ…!」
「nakamuただいま、いい子にしてた?ちゃんとご飯食べた?」
「食べたよ、でも寂しかった……」
「うん、いい子いい子」
抱きついて離れない俺の優しく頭を撫でてくれる。
俺はこの家から出られなくたってきんときさえ居れば良い。
そうすればきんときは喜んでくれるし、俺もこうやって幸せに暮らせる。
あぁ、もっと早くからこうしていれば良かったな。
小説書く時にエピソードの右下の数字と👁🗨マークってなんなんだろ?
未だに分からないんだよなぁ