テラーノベル
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🖤💙 〜どんなキス?〜
「ね、めめ……ちゅーしよ?」
端正な顔が瞼を閉じながら近づいてくるのが好きで、俺がキスして欲しい時にはいつも、自分からキスをするよりも、つい、めめからしてくれるようにお願いをしてしまう
「どんな?笑」
その後に毎回、意地悪な質問をされるって分かってても
「またそれ…………いつもみたいに」
「どのいつも?」
「むぅ………じゃあ、昨日、みたいなの」
そう言えば、ちゅっと軽いキスをされる
「はい、ちゅーしたよ?」
確かに昨日、そんな軽いキスもしたけど
俺がそれだけじゃ、物足りないのを分かっててイタズラな顔をして笑ってる
「もう!わかってるでしょ!」
「えぇ〜?言ってくんなきゃわかんない笑」
これは意地でも言わせるつもりだ
「…………もっと、ふ、かいのも、ちょーだい」
「ふふ、まぁ今日はそれでいいか」
なんとか精一杯を言葉にして伝えれば、今日はそれで妥協してくれた
たまに、もっと細かく言わされることもあるから、ほっと息を吐く
腰を引き寄せられてがっちりとホールドされる
顎をあげられて、綺麗に笑う瞳と目が合う
薄く口を開ければ、ゆっくりと顔が近づいてきて、あぁやっぱり好きだな、と惚れ直す
今日のキスはゆっくり長めだ
息は上がらないけど、徐々に甘く頭が痺れていく
体からも力が抜けてきたところで、ようやく唇が離された
「ん」
「満足ですか?」
「うん」
自分からねだったキスの後は少し気恥ずかしくて、つい顔を伏せる
途端にもう一度上げ直されて、じっと見つめられる
「や……なに」
「キスの後の蕩けた顔が本当に可愛いよね。俺、翔太くんのこの顔が大好き」
「っ……やめ」
「あ、さらに可愛くなった」
「もう〜!」
「ふふふ」
めめは俺を恥ずかしがらせるのが本当に大好きだ
数日後
「ねぇ、翔太くん………ちゅーしよ?」
珍しくめめが聞いてくる
いつもだったら何も言われずに、気づいたら流れるようにキスされているのに
「どんな?」
少しの違和感を覚えつつも、いつもの仕返しだと思って、普段はめめが聞いてくる質問をそのまま投げる
どうするんだろう、と思っていたら、ニヤッと意地悪に笑う
(うわ、やられたこれ。絶対わざとじゃん)
あ、と思った時にはもう遅い
逃げる間もなく、腰と後頭部に手を回されて引き寄せられる
「こんな風に」
至近距離でそう囁かれた言葉が頭に届く前に、キスをされて舌を割り入れられる
口内を舌が暴れ回って蹂躙される
今日のキスは随分と激しい
足の力が抜けそうになって、腕をめめの首に回してしがみつく
「ん、はぁ、も、やめ、ん、くる、し」
「まだ」
「んぅう〜!」
息継ぎが追いつかなくて、どんどん酸欠で頭がクラクラとしてくる
がくんと膝から力が抜ける
それでもキスは止まなくて、腰を支えられながらゆっくりと床に座らせられる
座り込んでもなお、口内への愛撫は続く
「はぁ、あん、も、め、めぇ」
「んー?」
「ほ、んとに、はぁ、も、んふぅ、だめ、ぇ」
ようやく解放されてぐったりと体を預ける
息が上がって苦しい
「ふにゃふにゃじゃん」
「はぁ、はぁ、だれの、せ、い!」
「俺のせいだね」
「………ば、か!」
「えー、翔太くんが仕返しなんてしようとするから〜」
「わ、ざと、しかけた、くせに!」
「あ、バレてた?笑」
「わ、るい、わらいかた、してた!」
「ははは!よく見てるね」
「あたりまえだ!」
「え、嬉しい〜!可愛いからこのまま食べちゃお」
軽々と持ち上げられて、その足は迷わず寝室へ向かう
「あ、ちょ、はなせ!」
「動けないくせに〜」
「もぅ!ばか!ばかばか!」
「はいはい、可愛いだけですー」
力の入らない体では、ろくな抵抗もできず、されるがままに愛されて、どろどろに溶かされていく
俺の性格をよく分かっている年下の意地悪な彼氏に、俺はいつまでも翻弄されっぱなしだ
コメント
6件
わかる。 めめなべってこのイメージ。てか、💙は手の上で転がされるのよく似合う。らうでもきっとそう。

かわいい。ばれてる。 年上感皆無。だがそれがいい💙
