Relu side -
「バス、まだ来てないみたいやね」
「…そうだねぇ。
次のバスまでどのくらいか調べてみよっか」
そう言ってスマホを取り出すゆうくん。
取り出されたスマホの画面を盗み見すると、
ホーム画面には俺とゆうくんのツーショットが写っていた。
思わず口元がにやけてしまう。
「えーっと…、次のバスまで15分ぐらいかな」
「それなら全然間に合いそうやな。 気長に待っとこっか」
近くにベンチを見つけ、ゆうくんの隣に腰を掛ける。
なんとなく甘えたくなって、ゆうくんの肩に頭を乗せると
ゆうくんらしい、優しくていい香りがした。
「…どうしたの?」
「なんでもない」
そう言いながらも、物足りなくなって
ゆうくんの手を引き寄せ、手を繋いだ。
◇
しばらくして、バスの走る音が聞こえ始めてくる。
気付いたゆうくんが立ち上がり、ぱっと俺の手を離した。
…俺はそれを許さず、ゆうくんの手を掴んで繋ぎ直す。
わざとぎゅっと音を立てると、ゆうくんが顔を赤くさせた。
コメント
6件
ほわぁ〜ゆうくん可愛い!好き〜!
ゆさん可愛い❤️