数時間後 ……
目を覚ますと 、 見覚えのない家の中に居た。
「 目覚ましたんか 。 おはよーさん 」
そう云う 、 保科副隊長の目は私には
狂気染みた目にしか見えなかった 。
その狂気の目で一瞬にして恐怖心を覚えた 。
『 此処は何処ですか …? 』
すると保科副隊長は口を開いて言った
「 僕の家や 」
「 こーすれば永遠に一緒に居られるやろ?」
そう云うと 私に近づくなり優しく頬を撫でた
その手は何時もの暖かい雰囲気とは裏腹に
とても冷たかった 。
『 解放してください…! 』
そう抵抗するように保科副隊長から距離を置こうとするが、無駄な努力だった 。
「 解放?する訳ないやろ? 」
「 僕 そんな甘くないで? 」
もう私はそこで悟った 。
“従え”従えばきっと解放してくれるし
監禁かどうかは分からないけど 、
監禁だって緩くなるはず
『 分かりました 。 』
「 素直でええやん 」
「 最初からこうしてればええんよ♡ 」
この選択したのが最も間違った道だと思う。
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