この作品はいかがでしたか?
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🖤サイド
それからの2日間はあっという間で
すぐにその日はやって来た。
🖤「…はぁ。」
元々人見知りだし、初対面の人と今日から家族
って言われても…。
うまくやっていけるのだろうか…。
つもるのはそんな不安だけ。
🖤母「もうすぐくるって!そろそろ降りてきな。」
🖤「はーい…。」
別に母さんが幸せになるのを否定したい訳じゃない。
でも、正直これからの生活が憂鬱で仕方がない…。
ピンポーン
🖤母「あ、来た。」
💚父「お邪魔します。」
💚「…。」
🖤母「ほら、蓮挨拶!」
🖤「あ、えっと目黒蓮です…。」
💚「阿部亮平です。よろしくね。ニコ」
🖤母「蓮、私たちちょっと話があるから。亮平くん案内してあげて。」
🖤「はい…。」
気まずいって…。
俺にどうしろと。
🖤「えっとここが部屋です。」
💚「うん。」
会話が終わってしまった…。
もう無理だって俺、コミュ力無い…。
💚「…。」
💚「正直言って気まずいよね?」
🖤「あ…うん。」
🖤「これから兄弟ですって言われてもって感じで…。」
💚「だよね〜。ニコッ」
💚「あ、僕のこと呼び捨てでいいから。」
💚「同い年でしょ?」
🖤「うん。」
なんだろう。
この人太陽みたい。
なんか好きだわ。
💚サイド
💚父「もうすぐ着くよ。」
💚「うん…。」
正直言って初対面の人と今日から家族です
って言われたところで素直に受け入れられる訳ない。
血縁関係があると言っても引き取ってもらった身。
文句は言えないけれど、憂鬱なのは確か。
💚父「着いたよ。」
はぁ…。
こういうのは最初が肝心っていうしがんばらなくては…。
ピンポーン
💚父「お邪魔します。」
💚「…。」
🖤母「ほら、蓮挨拶!」
🖤「あ、えっと目黒蓮です…。」
蓮くん…。
💚「阿部亮平です。よろしくね。ニコ」
🖤母「蓮、私たちちょっと話があるから。亮平くん案内してあげて。」
🖤「はい…。」
気まず…。
そのまま部屋に案内してもらった。
🖤「えっとここが部屋です。」
💚「うん。」
うん。
会話が途絶えたな…。
たぶん蓮くんコミュ力無いタイプだ。
💚「…。」
ここは僕がどうにかしなくてはいけないかな…。
💚「正直言って気まずいよね?」
🖤「あ…うん。」
🖤「これから兄弟ですって言われてもって感じで…。」
💚「だよね〜。ニコッ」
僕にできる最大限の笑顔。
💚「あ、僕のこと呼び捨てでいいから。」
💚「同い年でしょ?」
🖤「うん。」
初対面だからよく分からないけれど
なんだか蓮くんは優しい人な気がする。
この生活も思っていたよりは悪く無いかもしれない…。
コメント
2件
新作来たー!続き楽しみです!