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#イラスト
るめ
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スイレン🩵🪽 不定期浮上
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#アモアス役職
シノーペ🪐🌠💜
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ウパパロンは、驚いた様子で硬直し、微かに震えていた。
「…存在しない、成分?」
「そ、それ、なら、わたし…」
広間でテレビを見ながら震えるウパパロンを、執事は悲しそうな目で見ていた。
心の底からの心配がそこには宿り、なんと声をかければいいのか分からない、といった様子だ。
_第一、テレビにレイラーが出ることはウパパロンすらも知らされていなかった。
手を組んでいたはずだ、それなのになぜ?
ウパパロンは唇をかんだ、これが裏切りか、なんなのか、ウパパロンはもう分からなくなっていた。
画面に映るレイラーは、ウパパロンにとっては絶望とも言える言葉ばかりを吐いた。
「そして、これは…1つの”呪い”と言えるものでしょう。」
「ある方と私で導き出した”結論”からすると、そうなんです。」
「呪い、ですか?」
レイラーの言葉に、ウパパロンどころか執事達までもが驚いて、全員がテレビに釘付けとなった。
静寂に包まれた広間に、レイラーとインタビュアーの声だけが響いた。
ウパパロンの身体にナイフが刺さり続けていくような、残酷な仮説ばかりが並べ立てられる。
「私はある方と共に研究を続け、リィン・システムそのものが”呪い”である可能性を導き出し、それはほぼ確定のような情報となっていきました。」
「リィン・システムについての記述を私は数ヶ月解読し…そうですね、少しだけ引用しましょう。」
「仮に、地球と呼ばれる星の者が攻めてきた時、その対策として、このようなものを作り出すことにした。」
「p,cl…仮に、そう呼ぶこととします。」
「恐らく大体の遺物というのはここから作られていて…推測ですが、自在に性質を変えられる性質を持つのです。」
「…!?」
インタビュアーが驚いた顔をした。
「…私たちの先祖も、先人によって対策を考えられていた、と?」
その問いにレイラーはゆっくりとうなづいた。
「えぇ。」
「…私たちの先祖がこの星に攻め込んだ時、リィン・システムによって、先人を兵器として…あるいは、文明を生き残らせるためか、どうにかして生かそうとしていたのだと思います。」
「…私は…」
ウパパロンは俯き、震え声で呟く。
「…もう、救われたりしない、し…誰も…救うどころか、呪って…」
「あ、あぁ、ぁああ…」
「ウパパロン様!!」
メイドが叫ぶ、だが耳には届かない。
レイラーは続けた、淡々と言葉を発した。
それは次第に鋭くなる、いや、勝手に研いでいるのかもしれない。
「イデアリス財閥が掲げるものに、こうやって突きつけるのは嫌でした。」
「ですから私が…結託したある方の代わりに、ここに出たのです。」
「…ウパパロン様はずっと、タヒを無くすことを心から望んでいます。」
「…そして私も、リィン・システムの量産を実現したいと心から考えていました。」
「……そう、あれは呪いだよ。 」
「…私達は…人間は、この星を征服できたと思い込んでいた。」
「けれど私達は所詮…文明の発展した先人サマの掌の上で踊っていただけだ。」
八幡宮はチンケな机に手のひらを置き、テレビに映るレイラーを見やる。
レイラーは相も変わらずインタビュアーと公に会話をしており、既に混乱へ徐々に徐々にと、足を進めている。
_社会のシステム、その根幹すら揺るがしてしまうほどの”真実”。
知らない方が幸せだったなんて、既に通用しない。
「地球人の対策として作られたリィン・システムを…地球人が利用して、使い潰して、禁忌にも触れず…」
八幡宮は満足そうに笑った。
「私たちみぃんな、リィン・システムの本質になんて1ミリも気づかず、社会の根源を、格差を生んだよ。」
「…遅かったんだよ、私も、レイラーさんも!」
「皆がシステムの都合のいい所だけを見て、求めたくせして一番の厄だったなんて、なんて皮肉なの?」
「…さて、もっと解読を進めなきゃね?」
「私はこの世界をいとも簡単に混乱に陥れる事ができる人間かもしれないけど…」
そう、これは物語ではない。
**_**この現実はどうも変えられないし、そんな能力を持つ者など存在しない。
_変えられたとして、八幡宮にそれらを変える気なぞ全くない。
ただ研究にのみ執着し、記録する。
「ふ、あはは!!本当にこの制度ってクソだよね!!」
八幡宮は笑った。
陽という窓から差し込むスポットライトが八幡宮を見下す。
ヒトの哀れさをまるで嗤ってくるかのように、この発表1つで、影に潜む八幡宮すらも壊れていくように。
___この世界、ひいては”皇”のシステムは、崩壊に足を踏み入れてしまった。
それを最初に踏んだのが他でもない”皇”なのだから、なんと皮肉なことだろう。
「戦争が起こったのは良くないことだし、二度とあっちゃいけないけど…昔はもっとリィン・システム持ちとそれ以外で格差が酷かったってんだから…それすらひっくり返しちゃって。」
「どうしようね?私たちが疎まれでもしたら?」
「…少なくとも私には関係ないんだから、興味ないけどね?」
八幡宮は、上がった口角を元に戻して、読みかけの古書に目をやった。
コメント
1件
ああ、これは重い話だ……。リィン・システムが“呪い”であり、地球人の対策として作られたっていう真相、根幹を揺るがす展開すぎる。ウパパロンが「救われない」って震えるシーンと、八幡宮が冷笑しながら「私たちみんな、都合のいい所だけ見てたんだよ」って言う対比が刺さった。この世界の皮肉が一気に可視化された感じがする。次が気になる……!