💜side
親友のまちこが死んだ
そんな知らせを直ぐには飲み込めなかった
昨日夜まで一緒に通話してたなぁ…と考えせんせーが送ってくれた場所へ向かう
実感が湧かなかった
まちこの遺体を見るまでは
ボロボロになって見るに堪えない姿
彼女は一人で逝ってしまった
あっけなく、簡単に
彼女を愛する大勢の人を残して
少し早く生涯に幕を閉じた
そんな彼女を見て泣かないわけがなかった
その日の夜
信じたくなくてずっと泣いていた
そんな時
♡「泣かないで!はっちー!」
と元気な声がした
💜「え、?」
と振り向くとそこにいたのは
まちこ、だった
💜「ま、ちこ?」
💚「やっほー!はっち!」
💜「あぁああ」
声にならない声をあげて彼女へ駆け寄る
💜「何でここに、」
💚「はっちーと約束したから、」
💜「え、?」
💚「忘れたの!?オソロの洋服買おうって!」
💜「したね、約束」
💚「時は金なり!急いで着替えて!今から買いに行くから!」
なんて急かされ何が何だか分からないまま着替える
着替えると
💚「やっぱはっちー可愛すぎるなぁ…」
と悩ましげな顔をしながらも
私の手を引いた
そんな彼女の手は暖かかった
2人車で喋りながらも
時折流れ出てくる涙を拭う私
そんな私を心配そうに見ながらも話を続ける
あっという間に着いたので私がまちこの手をとって車を降りた
コメント
2件
今回は、はっちーですね、一人一人の心情分かってとてもいいです、(語彙力無くてすみません)次作も楽しみに待ってますね!