「ここが……神威学園っ!!」
校門で叫ぶ少年に、辺りにいる白を基調とした巫女服のような広い袖の服を着た生徒達が怪訝な目を向ける。両手を上げて目を輝かせているのは無造作なパーマのかかった黒髪を束ね、符尾のように垂れ下げた少年、一野瀬詠心だった…。
「嬉しそうなのは結構だけど、さっさと行きましょう」
そんな彼を、右のサイドをポニーテールにした晴天のような青く長い髪を持つ少女、乙辺サファイアが窘める。
「少しだけ!少しだけ周りを歩いちゃダメですか!?」
「あなた…、私がさっきした話覚えてるでしょ?」
そう困ったような表情をしている彼女も、彼らを遠巻きに見ている生徒達と同じ服を着ていた。その服全てに刀と音符が合わさった校章が胸元にある事からそれらが制服なのが見て取*****************
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