⚠御本人様とは一切の関係がございません⚠
此方の作品は、
・びーエル表現有り
・utsha
と、なっております 。
此れ等が、 “ 大丈夫だよ.ᐟ “ と云う方のみ御覧ください 。
太陽の様な笑顔を向ける君 _ 。
俺は、そんな君に密かに想いを寄せていた
だが、そんな想いは君には届かず
儚く散ってしまった _ 。
…
その想いを、伝えられなかった
何故なら君は、 _
_ 死んでしまっているから 。
今日も朝が来る
ut「 … はぁ、」
ut「 … 起きるか、」
重い体を少しずつ起こす
何時もと変わらない日常に嫌気が差し、
“ 朝なんて来なければいいのに、… “
と、毎日思う
…
でも、今日は少し
“ 何時もと違う朝 “ だった
ut「 … は、?」
ut「ぇ、君、… 」
ut「誰、?」
… そう、
俺の目の前に
1人の少年、?少女、?が立っていたのだ
男にも女にも見えるような可愛らしい姿
髪の毛は栗色で
肩程まで伸びている
華奢な身体をしていて
大きな丸い瞳で、此方をじっと見つめていた
ut「 … ぇ、ほんまに誰 … ?」
「ぁ、… えっと、」
「 … 」
暫く沈黙した後、
口を開いた
「 … ぉ、俺にもわかんない、… です、」
ut「 … は?」
いや、… え、?
自分にも分からへんって … どゆこと、、?
ut「 … 取り敢えず、お茶でも飲むか、… ?」
何故か俺は、 ” 其奴 “ を追い出すという選択はとらず、
寧ろ ” もてなす “ という選択を取った
「ぇ、あ、… 」
「ぁ、ありがとう、… ございます、」
ut「 … うん」
ut「 … 其処に腰掛けて座っといて」
「はい、… 」
俺はその子に椅子に座るように言い、
お茶とちょっとしたお菓子を用意した
ut「おまたせ」
「ぁ、ぇっと、… はい、」
ut「これ、好きに食べてええからな」
「ぁ、ありがとう、… ございます、」
ut「 … 」
「 … 」
二人の間に、気まずい沈黙が流れる
ut「 … で、君は誰なん … ?」
その沈黙を破ったのは、俺だった
俺が質問をすると、少年、?はあからさまに困った様な顔をし、
「わかんない、… です、」
そう、呟いた
分からんって、どういう事や … ?
ut「何処に住んでる ~ 、とか名前とか年齢、性別も分からんの ? 」
「ぁ、えっと、多分男 … です、 」
ut「分かるんは性別だけ、、?」
「 … はい、」
男やったんか、…
ut「年齢分からんの ?」
「 … はい、」
性別は、まぁ見たら分かるから分かってるんやろうけど …
ほんまになんも分からんのか、、
年齢は見た感じ俺よりちょっと年下 … って感じやな、
「き、気づいたら此処に居たので … それより前の事は分かんなくて 、… すみません、」
ut「いや、っ別にええんよ、?(笑」
「ありがとう、ございます、… 」
…
なんでやろ、
此奴と俺は、初対面な筈やのに
此奴と居ると、妙に落ち着く、
…
多分、気の所為よな
俺は、そう思い込む事にした
そして、家がないと言っている少年を
家に住まわす事にした
それから暫くが経ったが、
俺は気づいた事がある 。
それは、
俺がかつて想いを寄せていた “ あの子 “ に、
少年はよく似ていた 。
笑う時に、
「あはは ッ(笑」
と、手を口に当てながら笑う笑い方や
目の色や髪色、
そして俺が大好きだった
あの笑顔
全てが似ている様に感じた 。
でも、そんな事は有り得ない
分かってる、
君はもうこの世にはいないってことも、
ちゃんと分かってる、
君と “ もう一度 “ なんて、アニメの様な事はない
でも、それでも、
期待してしまう俺がいる事を、どうか許して …
俺は、少年に対して
“ あの子 “ に今まで接してきたように接した
そうすると、少年は段々と “ あの子 “ に似てきた 。
俺への絡み方や 、仕草 、好み等も …
何処と無く似てきている … 気がする 、 。
…
そんな事を思っていたからだろうか 、
俺は名の無い少年に 、 “ あの子 “ と同じ
“ sha “ という名を名付けた
一緒に住み始めて 、2ヶ月程が経った時には
俺達は凄く仲が良かった
冗談等も 、言い合える程には 、 。
sha「 … なぁ 、大先生」
ut「ん ?どしたん 、shaちゃん 」
sha「俺 、今めっちゃ幸せ … かも 」
ut「 .ᐟ 」
ut「ッ … (笑」
ut「 “ かも ” ちゃうやろ 、(笑」
sha「んふ 、ッ(笑」
sha「 … 俺が “ 幸せ ” とか言ったからって 、調子乗んなよ ~ ?(笑」
ut「乗らへんわ(笑」
sha「へへ ッ 笑(ニカッ」
ut「ッ … 、」
… 時々 、この少年とshaが重なって見える …
今の笑顔だって 、俺がかつて大好きだった … あの 、笑顔に …
ッ 、…
やっぱ辛い 、なぁ … (笑
気づいたら俺は 、大先生の部屋に居た
あ 、大先生言うんは今の俺を養ってくれとる人なんやけど
最初 、大先生を見た時は驚いたなぁ …
… あんなに 、今すぐにでも死にそうな顔をしている人は初めて見た 、
びっくりして 、声も出なくて 、
自分の事も何一つ分からんくて … めっちゃ怖かったんを覚えてる 、、
でも 、そんな俺に大先生は優しく接してくれた …
恩人 … みたいな人やと俺は思ってる 、
… けど 、最近
大先生と話したのが 、初めてでは無い感覚になっている
… 自分でも何を言っているのかよう分からんねんけど 、
懐かしい … みたいな 、
聞いた事のある声やな ~ とか 、思ったりするし
見た目にも何故か分からない既視感を覚えて 、…
… 不思議な 、感覚だ 、…
そんな時 、大先生からある話を聞いた _
何時もの様に 、shaと過ごしていた時
段々段々 、shaに似てきている少年を見て 、
思わず 、少年に話してしまった 。
ut「 … なぁ 、sha」
sha「ん ?(コテ」
… この少年がする一つ一つの仕草に 、
shaが重なる 、 。
可愛い … と 、思ってしまう …
全くの 、別人な筈なのに
ut「 … 俺 、さ 、」
ut「好きな人が … おんねん 、」
大先生が 、いきなり好きな人の話をしてきた
… これは 、恋バナ … と云うやつなのか … ?
sha「 … うん 、」
取り敢えず 、俺は返事をした
ut「其奴は男 … なんやけどな 、 」
ut「めっちゃ可愛くて 、明るくて 、… 俺の全て … みたいな存在やったんよ 、」
… 大先生をこんなに夢中にさせるくらい 、素敵な人なんやなぁ 、
俺は何故か 、心が もやッ とした
… ?
まぁ 、いっか 、…
大先生の話 、聞かないと
ut「でも 、俺 、告白すんのが怖くて 、」
ut「好きなんは自分だけやから 、振られて 、今迄の関係が壊れるのが怖くて 、… ッ」
ut「 … ずっと 、告白する日を先延ばしにしててん 、」
ut「 … ずっと 、一緒におれると思っとったから 、」
sha「うん 、… 」
ut「また明日 … とか 、思っとったら 、… ッ」
ut「 … 不慮の事故で … 死んじゃったんよ … (泣」
sha「ぇ 、… 」
不慮の事故 … ?
死ん 、… じゃった 、?
ut「ッ 、… それで 、生きる事に絶望をかんじてて 、」
ut「いっその事死ねたらいいのにって 、毎日思って 、… (涙 」
… なんか 、頭の奥底にある記憶が
蘇りそうになる感覚がする 、…
なん 、やろ 、…
ut「 … そんな時に 、お前が現れて … 」
ut「なんでか 、お前と話しとると懐かしい気持ちになって 、 」
ut「 … 段々 、あの子にも似てきて … 」
ut「目の色や髪色 、仕草や俺への絡み方も似てきて 、」
ut「 … 俺が 、” 大好きな笑顔 “ も 、そっくりで … 」
ut「 … お前が 、あの子やと錯覚してしまいそうになるくらいに … 」
sha「ッ … 」
その時 、俺の脳裏にある記憶が浮かんできた
それは 、 “ 誰か “ が俺に向かって
??「俺 、お前の笑顔大好きやわ ッ (ニコッ」
と 、言っていた
誰だか分からないが 、とても嬉しく 、愛おしく感じる
… 何故か 、記憶のその子と大先生が重なる …
ut「だから 、俺 … ッ」
ut「お前に 、あの子と同じ」
ut「 “ sha “ って名前 、付けちゃって … ッ」
sha「 .ᐟ 」
“ sha ” …
今まで数えられない程呼ばれてきたが
何も感じなかった …
なのに 、今は
ut「shaちゃん .ᐟ」
と 、笑顔で俺を呼んでいる大先生の記憶が頭に浮かぶ
… そうだ 、
そうか 、…
全て 、思い出した …
大先生は 、俺の幼馴染で …
俺の … “ 好きな人 “ 、や …
sha「 … ッ 、(涙」
全てを思い出し 、俺は涙を流した
ut「ッ ぇ 、ど 、どうしたん ?.ᐟ」
sha「ごめん 、… ッ ごめん 、大先生 … ッ」
ut「ぇ 、… ?」
sha「全部 、思い出した … ッ(涙」
ut「な 、何を … 、?」
sha「 … 俺は 、大先生の幼馴染のshaって事 … 」
ut「 … ッ ぇ 、?.ᐟ」
ut「いや 、は 、?」
sha「俺も 、今思い出して … 」
sha「俺 、事故で死んじゃったけど 、 」
sha「その事で大先生が生きる気力が無くなってるのずっと見てて 、 」
sha「助けたいって 、ほんまに大先生まで死んじゃわへんかなって … 」
sha「思ってたらいつの間にか … 大先生の部屋におって 、」
そう 、話し終えた時
大先生がある事に気がついた
ut「ッ 、?.ᐟ」
ut「sha 、ちゃん … 身体 … 」
sha「へ 、?」
大先生にそう言われ身体を見てみると
俺は 、 “ 透けていた “
sha「透け 、てる 、… 」
あぁ 、もう 、時間切れか …
もう 、これ以上大先生とおられへんのか 、…
sha「 … ちょっとの間やけど 、大先生とまた一緒に過ごせて 、めっちゃ楽しかった 、.ᐟ (ニカッ」
sha「ほんま 、ありがとうな 、… .ᐟ(涙」
ut「ぇ 、… shaちゃん 、いやや … 」
ut「また 、俺一人に … ッ (涙」
sha「 … 大丈夫 、大先生なら大丈夫 .ᐟ(涙」
ut「行かんといて 、… ッ”(涙」
ut「ッ 、… 好き .ᐟ 俺 、shaちゃんの事が好きやから … ッ .ᐟ(涙 」
sha「 .ᐟ 」
sha「ありがと 、.ᐟ」
… 段々と 、透けていっている俺の身体
言うなら 、今しかない … よな 、
sha「 … 俺も 、大先生が好きやで(ニコ 」
俺は 、人生初の告白をした
人生で初めて 、好きになった人に 。
ut「ぇ 、… ?」
sha「ッ 、…(涙」
もう 、大先生と過ごせないのが悲しくて …
涙が出てきた
sha「俺 、も ッ ” 、大先生の事 、好き ッ ”(涙」
sha「 … 大好き 、ッ (涙」
ut「 … て事は 、両 、思いなん … ?」
sha「うん 、.ᐟ(涙」
ut「ッ … (涙」
ut「嬉しい 、けど ッ こんな形で知るとか … ッ ”(涙」
… もう 、俺の身体はほぼ消えかかってる
最後に … 大先生に俺ができること 、、
sha「 … 大先生 、こっち向いて ?」
ut「ん 、?(涙」
sha「 … 」
俺は 、大先生の頬をそっと掴み
sha「ちゅ ッ」
_ 口付けを交わした
ut「ッ 、?.ᐟ ⸝⸝ (混乱 」
sha「じゃ 、じゃ .ᐟ ⸝⸝⸝ 」
sha「大先生が来る迄 、俺ちゃんと大先生の事見守っとくから 、.ᐟ ⸝⸝ 」
sha「ま 、またな 、.ᐟ ⸝⸝ (照」
…
なんか 、自分からした癖に 、めっちゃ恥ずいんやけど 、… ⸝⸝
sha「 、 ⸝⸝(ニコッ」
ut「ッ 、おう 、.ᐟ (ニコ」
大先生 … 最後に 、笑ってくれた …
最後に 、大先生の笑った顔 … 見れてよかったなぁ 、⸝
そのまま 、俺の身体は完全に消えてしまった _
大先生から俺の姿は見えないけれど 、
俺はずっと 、誰よりも傍で大先生の事 、
見守っとくからな 、
… あの時の一瞬の 、
彼氏として …
shaが 、完全にいなくなってしまった
先程までの騒がしさが無くなって
しんと静まり返っている部屋に違和感を覚える
それと同時に 、先程の出来事に現実味を感じ 、
嬉しくもあり 、とても悲しくもある
不思議な感情に包まれた
… でも 、あの一瞬だけでも
shaは俺の彼氏になった …
その事実があるだけで俺の心は満たされた
shaはずっと俺を見守ってくれてると知れた
だから 、俺は何時か死ぬ時迄
今を全力で生きようと思う
…
今は亡き 、shaの為にも _ 。
END.
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
最後迄閲覧ありがとうございました .ᐟ
感動系に持っていきたかったんですけど 、やっぱり難しいですね 、、
てことで 、夏休みスペシャルweek5日目でした ~ .ᐟ
明日は 、 “ メンヘラとヤンデレ “ を投稿予定ですので .ᐟ
是非見てくださいね .ᐟ
そしてそして 、雑談部屋の方で今回の読切についても話す予定なので .ᐟ
暇な方は是非見てってくださいね 🙈
コメント
6件
見るの遅くなった…、現実感がすごくて……、言葉が出てこない…
わわ、 凄い 感動したし こういうの好きすぎる❣️❣️❣️