🖤side
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 半年前。
 
 
 
 
 
 君が初めて歌を世の中に出した日。
 
 
 
 
 
 
 💙 )「歩き出した2つの未来〜🎶」
 
 
 
 
 
 
 かっこいい……
 
 
 
 俺もこんな風に歌いたい!!
 
 
 
 って、思うようになって。
 
 
 
 
 大学は音楽の専門学校に入学した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 でも、やっぱり難しくて。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 先生 )「ここはビブラートを強調する所だと何回言ったら分かるんだ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「すみません……!もう1回お願いします!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 先生 )「もういい。せっかく自主してやってんのに。帰れ。やっても意味が無い。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「っ、はい……」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 翌日     昼
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「歩き出した2つの未来……🎶」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「……はぁ全然ダメだ俺。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🤍 )「どーしたの。悩み事?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「あ、ラウ。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ラウールは、表現科と呼ばれるダンス、衣装、演技に特化した、うちの大学しかない特別学科に入っている。高校時代からの親友だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「全然上手くいかない、」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🤍 )「あらら。それこの前も言ってなかった?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「うん。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「うーんどうしたらもっと上手くなれるかな…… 」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「これじゃ、一向にしょっぴーみたいになれないよぉ……」(俯
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🤍 )「しょっぴーって人そんなに上手いの?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「うん!!めっちゃ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🤍 )「そーなんだ……」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 キーンコーンカーンコーン
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「あ、もう戻んなきゃ。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🤍 )「そうだね……って次!!演技のテストだぁぁぁ。セリフ覚えてないよぉぉぉ!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「え、大丈夫そ?!?!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🤍 )「何とかする!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「うん!頑張って!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🤍 )「じゃあ!!放課後〜!!!」(走
 
 
 
 
 
 
 
 
 そう言って手を振りながら教室へ向かっていった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「うん!放課後!!」(手振
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ラウールは、凄いな……、
 
 
 
 
 俺は表現科に入りたかった。
 
 
 
 
 でも、落ちて……
 
 
 
 やっぱり俺向いてないのかな……
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 家
 
 
 
 
 
 
 
 
 💙 )「あ?!今誰だファッションセンスないって言ったの!!コメント見えたからな!!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「あはっ、笑」
 
 
 
 
 
 
 
 
 やっぱりしょっぴー見てると落ち着く……
 
 
 
 
 
 
 
 💙 )「じゃあ今日は、交差点歌おうかな〜」
 
 
 
 
 
 
 
 『懐かしい曲、!』『え!聞きたーい!!!💞』『しょっぴーかっこいいーー!!💙💙』
『青と夏も歌ってー!!!』『前に1回歌ってたよね〜懐かし〜!!!』
 
 
 
 
 
 
 
 💙 )「ちょっと歌詞覚えてないから……サビだけにしょっと。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 💙 )「行きまーす。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 💙 )「フラッシュバーク僕の手を振りほどいた〜🎶」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )”「俺も、こんなのびのびとした歌が歌いたいな……」”
 
 
 
 
 
 
 
 💙 )「君の頬は濡れている、🎶」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ガチャ
 
 
 
 
 
 
 
 
 部屋のドアが空き、お母さんが顔を出す。
 
 
 
 
 
 
 
 母 )「蓮。」
 
 
 
 
 
 母 )「ねぇ、ここから大学まで遠くない?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「え、まぁ2時間かかるしね。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 母 )「それぐらい夢を追いかけるのはすごいことだけど、もうそろそろ近場に引っ越してみない?最近睡眠とれてないでしょ?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「確かに、」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 母 )「この前も体調崩したし。体調管理も大事よ?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「……、」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 迷った末、俺は 結局引っ越すことにした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 そして、今のアパートにいる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「 あー⤴︎︎あーッ⤴︎︎あ”ーー⤴︎︎!!」
 
 
 
 
 
 上手く声が出ないな……、
 
 
 
 俺は、、
 
 
 むいているんだろうか、、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 め.……
 
 
 
 
 
 め……、ろ
 
 
 
 
 
 
 
 めぐろ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「……ん……っ、?」(起
 
 
 
 
 
 
 夢……?
 
 昔の記憶って夢に出てくることあるんだ……
 
 
 
 顔を上げるといつもの俺の部屋で。
 
 
 隣には……
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「しょっぴー……、」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 💙 )「あ?だから違うっ…………」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )(抱
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 💙 )「っ、、!」
 
 
 
 
 俺はきっと寝ぼけてたんだと思う。
 
 
 何故か、翔太くんに抱きついて。
 
 
 泣いちゃった。
 
 
 
 
 🖤 )「助けてっ……俺、むいてないのかな…………っ、」(泣
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 💙 )「……」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 💙 )「蓮は、頑張ってる。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 💙 )「大丈夫。自信持て。」(撫
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「っしょっぴー…………っ、俺、貴方に憧れてっ………………あなたみたいに、んっ、……歌いたくでっ、……ひくっ、 」(泣
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 💙 )「俺に、、憧れ、」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 🖤 )「……ありがとうっ、、俺に会いに来てくれて……、、 」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 そこから俺はまた眠りについてしまった。
 
 
 
 
 
 
 
 
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