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寝るのが遅かったせいで、朝も遅い。
それでも7時には起きて、リビングでニュースをぼーっと見ていると。
「おはようなのだ」
亜里砂さんが起きてきた。
「おはよう」
そう返事して、そして慌てて向こうを向く。
「亜里砂さん、せめて、もうちょっとちゃんと服を着て下さい」
パンツにタンクトップは無いだろう。
パンツと言っても、ズボンのことでは無い。この場合は。
タンクトップの下も、ブラしていないのは明らかだ。
布地に、突起部分が見えている。
「ここは私の家だから、問題は無いのだ。大体、中学1年で、そんなに男女差がある訳でもないのだ」
正論だけれども、同年代の男子のことも考えて欲しい。
僅かな男女差こそが、重要かつまずいのだ。
「彩香さん、起きているなら、何とか言って下さい」
「遅くまで色々話をしたので、多分なかなか起きないのだ」
つまり、この状況で放置は確定と。
仕方ない、目を逸らしたまま、過ごすとしよう。
ならば。
「何なら、朝御飯、作りましょうか」
「彩香が起きたらやりたいと言っていたのだ。だから、料理は待っているのだ」
キッチン部分に逃げる案、失敗だ。
「諦めるのだ。水着だと思えば、大した事は無いのだ」
「水着じゃ無いでしょうが」
とは言わない。
言わなくても、亜里砂さんは充分分かっている。
だから、諦めてパソコンを起動。
ニュースサイトでも、見ることにする。
「今日は、どんな予定ですか」
「彩香が、都会っぽい街を未体験らしいのだ。だから、この辺りのショッピングモールとかを、歩き回るのだ」
なるほど。
「確かに、楽しいかもしれませんね」
「施設内を歩く分には、クーラーが効いているから、涼しいのだ」
なるほど、そう言われればそうだな。
「取り敢えず、今日はキングズスクエア方面を目指して、桜本町から戻ってくるのだ。明日は逆に、縦浜駅方向を攻めるのだ」
なるほど、という事は。
「縦浜駅は、ここから近いんですか」
「12分程度なのだ。でも、途中からビルの中に入るので、その辺は快適なのだ」