俺の家は
荒れていた
親父は
ギャンブラー
親は離婚
お袋は
酒に依存
離婚する前も後も、
親から暴力を振られた
暴言も吐かれた
苦しくって
胸がムシャクシャして
ぶわぁッと何かが込み上げるような感覚
『愛されていない』
何回もそう思った
そうすると
涙が止まらない
おかしい
そんなの知ってるのに
俺は本当は
お袋達が大好きだったのかもしれない
期待していたのかもしれない
1番上から1番下に
蹴り落とされる程
苦しいことは無いと思う
精神的におかしくなって
少ないお金を持って病院に連れていかれ
『あんたがいなかったらこんな無駄遣いしないのに』
そう
囁かれて
悲しくて
『お母さんが楽になるなら』
と死を選びかけたこともあった
でも
周りの人は俺を死なせてくれない
死のうとしたから
施設に送られて
牢屋みたいな
独房みたいな
そんな悲しい部屋に閉じ込められて
でも、そこには
俺みたいなやつが居た
そいつも
「死にたかった」
そう言っていた
あぁ…同じだ
俺もそいつも
「何故、死んではいけないのか」
ずっと話した
生きることが辛いのだから
無理に生かさなくても
良いじゃないかと
この時、
俺は初めて
友達ができた
こんなにも話す人は生まれて初めて
俺の意見に耳を傾けてくれるなんて
生まれて初めて__
だったのに
そいつは亡くなった
前に言っていた
「僕が死んでも悲しむ人なんて居ない」
「だから死にたい」
と…
そんな事、
嘘だった
俺が悲しんだ
辛かった
俺の方が生きてる
価値がないんじゃないの?
俺が死んでも、
君は
俺程悲しまないだろう。
だって
初めてできた友達が
亡くなってしまったのだから
そこから、
もう友達は
作れなかった
怖いんだ
周りから
また人が
消えていくのが__
友達を作らないで生きてきた。
誰とも関わらず
友達以上の関係の人はいない
全て友達未満
だから連絡先を知っている人だって居ない
今日から大学生
でも、早く卒業して、
国家試験を受けて
“普通”の生活を送るんだ
誰とも関わらず
静かに
今まで通りに
コメント
6件
フォロー失礼します!!
中々コメント出来なくてごめんね。! おれお最高✨