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zmさんのお母さん亡くなっていたんですね…。 d先生にそんな過去が!? くっ、tnさんの言葉染みるゥ…!!!泣泣 shaさんとrbrさんも引き取られていたとは…、仲良い絡みが見れてニコニコです☺️🫶 zmさんは本当に可愛いです。自覚してください、可愛いです貴方は。
ゾムの年齢が分からないは、中学行ってるならわかるのでは?ってなるかもですが、適当に行かされてることにしてます🙃(現実ではありえないかもだね☆)
1000を超える…ですって!?
本当に感謝しかないんですがッッ😭⁉️
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「くす…り、?」
大先生はわなわなと震えだした。
「そう、薬が欲しいんだぁ」
用途をよく知らないフリをしてただ薬をねだる。
「…そ、その前に病院行こうや?つーか、なんの薬なん?」
「風邪薬でもなんでもいーよ。体は病院に行くまでじゃないから大丈夫」
昨日、沢山”摂った”けど失敗したから、早いうちにもう1回。
「タバコ吸っとる俺が言えへんけど、体に悪いで。タバコより早く害が出るし…」
「違う違う!僕体が弱いからストックしておきたいだけなの!」
「お、おん…」
返事をすると深呼吸をしてからゆっくりタバコを咥え直して、しばらく下を向いた。
…なんか過去にあったんやろか
「…せや、欲しい時は俺にいえば買うし、看病する。それで我慢してや」
そう言って、大先生はとぼとぼとどこかへ歩いていってしまった。
ピシャリ
「もしかして新入り!?」
「なぁ、俺らと遊ぼうや!」
だ、誰…!?
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鬱side
…さっきは動揺した姿をみせて、ゾムを怖がらせてしまった。
「はぁあ…」
そう、俺は薬が怖い。飲むのが怖いとかそういうのじゃない。薬の大量摂取、いわゆるオーバードーズで亡くなった大切な人がいるからトラウマなのだ。
そして、俺は見た。引き取る前にゾムの部屋を見渡した時、親の置き手紙と大量に薬が詰まったタンスを。
置き手紙には「そろそろ〇ねそう。ありがとう愛おしい我が子。母さんは先に天国へ行きます。あなたはまだ来ちゃダメ。」と書いてあった。薬がどれほどあるか把握しようと押し入れを見れば、微動だにしない女性が横たわっていた。
その手紙の封は空いていなかった。俺がテープの着いた部分に爪を立てると、何度も開けようとしたのかすぐにビリビリと裂けた。
ゾムは、親が亡くなっていることには気づいて居ないようだったが、それは時間が経てばきっといずれ気づかざるを得ないことである。
残酷な世界だと思う。そんな世界を変えたくて俺は勉学に励んでいたはずなのに、今では人を脅かすために趣味でない服を纏い、借金を取り立てているのだ。オマケにタバコなんてものを吸っている。
淡々と頭の中では冷静に自分を分析しているつもりはあるが、やるせない気持ちに襲われる。なんでこうなってしまったのか、なんて自虐的な言葉しか出てこなくなって…心臓がずきずきといたくなる。
「よぉ。どうしたため息なんかついて」
赤いマフラーを靡かせて歩くこいつはトントン。
縁側ではよくトントンと会う。理由はきっと、深くさぐってはいけない。
…誰もが物思いに耽ることはあるよなぁ。
「まー、また子供引き取ってもぉて申し訳ない…的な」
申し訳ない気持ちがたたり、つい反対側に顔を背けてしまう。
「また言ったな…ええって。あの二人も来た時とは打って変わって毎日楽しそうやん?いつも俺らは反社として仕事しとるんやからたまには人を救わんと、天国に行けへんぞ」
「天国、ねぇ…」
「天国天国」
投げやりなのか、俺を落着けたいのか分からないがトントンは食い気味に繰り返して言った。
「はぁあ、もぉ、みーんな天国に行く資格なんぞないわ…こんな醜い世界を作ってんのは一個人の悪い薄汚いとこが集まってるせいやねんから…」
膝を抱えて体をうずめ、俺は呟く。
話がそれて、変になって、それでああ、よくわかんない。
「すげぇ暴論やな。」
「これが俺の哲学や…ッ、泣」
トントンも縁側に腰掛けた。
「まーぁ、わからんくもないけどさ?悪くいえば汚いことが全面で、それが全てって言うとるよ?大先生は」
「…う”ん”、泣でも、出来損ないやから考えるのは自分なりの誠意なんやッ、」
「もーーーーそんなんむずいし考えんくてええって!お前は出来損ないなんかじゃないやんか!?…サボり癖はあるがな。んな事考えてる暇あったら美味いもん食って自分だけの幸せ探せ!」
「哲学は側面という言葉さえも人間を立体と捉えているのか?平面として捉えているのか?とか、疑ってかかるから乱雑なもんや。教養程度でええんや。誰かが適当に言ったかもしれん言葉に飲み込まれる必要は無いやろ」
「…難しい話やな、」
「将来お前がスピったらこわいなぁ笑」
「…え、トンち???????」
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ゾム side
ゾムの前には女の子のような容姿の2人が。
「俺らのこと、なんも伝わってない?」
え、俺って言った??髪の毛片方はボブぐらいまであるし…もう片方は天って書いた布みたいなんつけてるから情報量半端ないんやが…
「俺はシャオロンやで!」
「俺はロボロ!俺らも引き取られてここにいるんや」
…なるほど、通りですぐに大先生は俺を迎え入れる覚悟が決まったわけだ。
「ゾムは何歳?」
「俺らはちなみにピッチピチの14歳やで!」
…ピ、ピッチピチ?古めかしい言い回しやな(
で、俺の歳か。歳は知らんねんな…どないしよ
あ、
「ふははは何歳やと思う?」
適当に言われた年齢を正解にしたろっと
「んー、34歳!」
!?!?!?
それは引き取られるまでもないやろ。つーか俺、そんなに老けて…??シャオロン酷ない?
「いや、んなわけあるかーい!?」
「おwツッコミきたwww」
転げ回って笑うシャオロンを横目にロボロはため息を着いた。
「ボケを捌くやつが出来て嬉しいわ。」
ロボロは腕を組み、しみじみと頷く。
…なるほど、察したわ。痛み入ります。
「同い年やろ?もったいぶって聞く時点で決まっとる。」
「ぴ、ぴんぽんぴんぽーん!」
ということで俺は、今日から14歳になった
「うっしゃあ!シャオロンにかった!」
「…はぁ!?」
意外とロボロもはっちゃけとるな。
「てか、最初大先生と一緒に歩いとるのみて、女の子やと思ったわ!ちょっと残念やなーw」
こっちのセリフだ。
「ええー?俺、ちゃんとくっっっきり、喉仏あんねんで?」
これが今の所俺のアイデンティティであり、自慢だ。どうだ!見る限り二人にはないだろ!
鏡を見たことがないし、学校に行ってもあまり誰かと目を合わせなかったから、自分の容姿についての情報がない。
「「っふははwwww」」
意外にも二人は大きな声でケタケタと笑った。
…ん、?んんんん????
「喉仏って誰でもあんねんで?」
ほら、と言ってロボロは上を向いた。
…あ、多分俺よりクッキリしとんなこいつ、
「いやぁゾム、むっちゃかわええなぁ…」
うんうん、とロボロは頷いた。
可愛い…?俺が?
「そういや、中学どこ行ってた?」
「あー、中学…」
「もし思い入れがそこまでないんやったら俺らとおんなじとこ行こ」
「どこ通ってるん?」
意外とここは都心からは離れてなくもない気がするが、俺と同じ中学にはいなかった。
「んーっと、吾々中学」
それって、名門の?
財力えぐいなここ…家が立派なだけある。
勉強は最低限生きるためには必要ない、と言ったが俺の娯楽ではある。もし、通わせてもらえることになったら夢みたいだ。
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はい切ります‼️
哲学とか正直知らないけどいれちゃた😗
よければHEART and comment 宜しくです🙌🏻