shp side
目が覚める。
外は明るく、朝がきたのだと察した。
倒れたあの日、しんぺい先生に睡眠薬をもらって、今はなんとか寝れてる。
shp「…怖いな……」
感情なんてもうないはずなのに、怖いって感情が頭にこびりつく。
でも大丈夫、俺が耐えたら誰にも迷惑かからない。
最悪、もう死んでしまっても……
ガチャッ
ut「あ、ショッピくん、起きたー?」
「食堂行かん?」
shp「ぁ……すぐに準備しますね、」
ut「急がんでええからな〜」
どうやらチーノさんたちはもう起きていたようで、リビングの方から楽しそうな声が聞こえる。
でも、俺はチーノさんから離れなければならない。
いつか離れるって分かってたはずなのに、胸の奥が痛い。離れたくない。
……一緒にいたい。
とりあえず鬱さん達が待ってるから早く行かなければ……
そう思い、寝室を出る。
ci「あ、ショッピくん!!おはよう!!」
…挨拶くらいは返していいよな…
shp「お、はようございます……」
ci「大丈夫…?気分悪そうやけど……」
shp「大丈夫です、」
隠さなければ…絶対に隠し通さなければ……
隠さないと……!!
ut「じゃあ行くか〜」
離れないといけないはずなのに、何故か離れる事はなかった。
俺が離れようとしてもチーノさんの方から来る事が前よりも多くなった。
でもどこか安心してる自分がいた。
チーノさんとおれば、クソモブが俺に何かしてくる事はない。
例えあったとしても、チーノさんが助けてくれるんじゃないかって…
今、チーノさんはクソモブに呼ばれて屋上に行ってる。
チーノさんに何かされるんじゃないかって怖くなった。
イイモブ「あの…ショッピくん?大丈夫?顔色悪いよ?」
shp「ぇ…」
イイモブ「保健室行こう?私がついて行ってあげるから、ね?」
「倒れたら大変だよ?」
半ば強制的にだが、保健室に連れていかれる。
しんぺい先生は俺を見るなり、すぐにベッドを用意した。
sn「ショッピくん、ここに寝て!!」
イイモブさんとしんぺい先生に無理やりベッドに寝かせられる。
sn「イイモブさん、ありがとう。後は俺に任せてね?」
イイモブ「はい!失礼しました」
そういい、イイモブさんは保健室を出る。
sn「さて…」
しんぺい先生はそう言ってベッドの隣に椅子をおいて座る。
sn「どうしたの?話聞こうか?」
…話して良いのだろうか、ダメな気がする…
悩んでいるうちに俺の意識はどんどん遠ざかっていった。
コメント
2件
チーノ?行ったらあかんやろ……行くんならコネシマ連れていかな((
あ,もう最高です👍 頑張って下さい!