ci side
クソモブ「私…ショッピくんにいじめられてたの。」
「水かけられたりね、悪口言われたり、おまけに変な噂とかも流されたり…してね、」
「だから…チーノくんにはそんな思いして欲しくないから…グスッ」
屋上に着いた途端、クソモブはそう言って泣き出した。
でも、俺は嘘だって分かってる。
だってショッピくんはいつも何かに怯えている。こいつにも怯えてた。
それに…自分もいじめられてたから分かる。
俺とクソモブは会ってまだ1ヶ月も経ってない。
いじめられてた側はすぐには言い出せない。どうも早すぎる。
人といじめのやり方によっても変わるのかもしれないけど、人を信用出来なくなる。
いつも怯えてしまう、…そう、ショッピくんみたいに。
こいつはショッピくんをいじめて、さらに誹謗中傷?みたいなこともして…
ci「俺、知っとるんやで?お前がショッピいじめてる事。」
クソモブ「は?」
ci「やからそんな事したって無駄。俺はショッピから離れんもん」
「それにショッピくんそんな事する人ちゃうもん」
ショッピくんはとても静かやけど、とても優しくて、頭も良くて、自分より人を優先してしまう人。
優先するから自分を傷つける。
人の為に自分を傷つける人は誰がなんと言おうと俺にとって優しい人なんだよ、
ci「じゃあな」
そう言い、クソモブをおいて屋上を去る。
…だから、聞こえなかった。
クソモブ「…覚えてろよチッ」
ci「あれ…いない」
教室に戻ると、いるはずのショッピくんがいない。
ci「あ、あの…ショッピくんは…」
イイモブ「ショッピくんですか?具合悪そうだったので保健室に連れて行きましたよ」
ci「あ、ありがとう!」
廊下をダッシュで走って保健室まで行く。
保健室のドアを開けると、しんぺい先生がいた。
sn「ビックリしたぁ…どうしたの?」
ci「あ、ショッピくんがいると聞いたんですけど..」
sn「ショッピくんなら…」
そう言いながらしんぺい先生はあるカーテンを開ける。
そこではショッピくんがすやすやと眠っていた。
ci「ショッピくん…」
近寄ると、ショッピくんの目が開いた。
起こしてしまっただろうか…
ci「…ショッピくん、大丈夫、?」
ショッピくんは俺の方を見ると、いきなり俺に手を伸ばしてきた。
俺は静かにその手をとる。
shp「…..チノさん…」ポロポロ
ショッピくんはいきなり泣き出す。
ci「え、ど、どうしたの?!」
ショッピくんは泣きながら言う。
shp「…そばにいて…」ポロポロ
「離れないで…っ」
「良い子にするから…捨てないで…っ」ポロポロ
しんぺい先生も驚いた様子だった。
俺はと言うと、ショッピくんの布団に潜り、優しくショッピくんを抱きしめる。
ci「大丈夫、大丈夫だよ…」
そういうとショッピくんは安心したのか、また規則正しい寝息が聞こえてきた。
コメント
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チーノ偉いぞぉ〜!クソモブどうにかなんねぇかな……?ネッ友と相談するか………
ci君よく言った……! クソモブを野放しにしたら危ないですなぁ… syp君~……