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君と夏

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君と夏

17 - 3話 店巡りと日盛

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2024年08月24日

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まだ終わらぬ夏休み。

今日は何をしようか。

澄んだ青空を僕は見上げた。


食事を終えた僕らは何をするか話し合っていた。

「これから何処行くの?おやつタイムにはまだ早いでしょ?」

「うーん…どうするかなぁ」

「僕、行きたいというか藤花に見せたい店があるんだけど行って良い?」

1時間程早く来てしまった僕の下見結果を発揮する時が、遂に来た。

「行ってみたいな。どんなお店なの?」

「それは秘密。藤花が行くって言うから行こう」

「…そうだな」

そうして僕達は、僕を先頭に移動し始めた。


「うわぁ!凄い!綺麗な造花がこんなに沢山売ってるだなんて…!」

「喜んで貰えてなによりだよ」

「よく知ってたわね…」

僕は下見で隅にある造花屋を見つけていた。

見つけた瞬間、僕は柄にもなくガッツポーズをしていた。本当に嬉しかった。

「どれにしようかな〜迷っちゃう…」

「時間はあるからゆっくり選びなよ」

「うん!」

選ぶのに夢中になっている藤花を見守る。藤花は正直、美人だと思う。

性格で目立って無いだけで、葵や朔のような性格だったら皆からモテていだろう。

でも、物静かで真面目な藤花だからこそ僕は好きになった。決して顔じゃない。

顔も好きだけど…

「じゃあコレにする!」

「どんな花にしたの?」

「ライラックっていう花だよ!綺麗な紫色をしてるでしょ? 」

「凄く良いと思うよ」

藤花が笑っている顔を見て僕は満足していると、 朔が口を開いた。

「で?次は何処に行くんだ?」

「僕、スポーツ用品店に行きたい」

「いいな!俺も行く!」

そろそろサポーターがボロボロになってきたからスポーツ用品店に行きたいと僕は思った。

「どうする?藤花ちゃんと葵ちゃんは他の店見てても良いけど…」

「私は着いていくわよ」

「わ、私も…」

そうして僕らはスポーツ用品店へ足を運んだ。


「俺はサッカーのエリア見てくるから」

「了解。2時に集合なの忘れないでよ?」

「分かってるって!」

朔だけは違う所に行き、僕達3人はバレーボールのエリアに向かった。

「部活が違うとこうも影響が出るものなのね…」

「しょうがないよ。互いにやりたい事を優先したんだから」

「なるほど…そういえば、紅君って何でバレー始めたの?知りたいな」

バレーを始めた理由か…僕は記憶を探り始めた。


キッカケは、オリンピックだった。

小学生の時に見たオリンピックを、夏休みの宿題で見てから興味をもったんだ。

「母さん、あれ何?」

「あれは…バレーボールね」

「バレーボール?」

「詳しくは知らないけれど、簡単にいうならコートの中にボールを落とさないようにする競技だったと思うわよ」

これが僕のバレーボール人生の始まりだった。


「小さい時に見たオリンピックがキッカケだよ」

「へ〜そうなんだ!」

「オリンピックなんて見てなかったわね。次のオリンピックは見てみようかしら?」

そんな会話をしながら、僕らはバレーに必要不可欠なサポーターを見比べていた。


バレーボール。

僕達の学校は別に強い所ではない。

でも、青春を捧げると決めたもの。

汗を流して、直向きにボールを見つめてる時は大変だけど夢中だった。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

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ユーザー

続きが気になりすぎて、ノベル版の続きを一気見させていただきました!!! 青春してて楽しそう、、、そして青春4人組が楽しそうに夏休みを満喫していて、見てて微笑ましい! このまま幸せになってください🙏 ノベル版の続きも楽しみにしてます!!!!

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