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コメント
2件
白熊って...znさん!?やばいやばい楽しみすぎる〜!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーhnちゃん視点〜
私の能力は治癒、
攻撃なんてできない。
いや、
そんな言い訳してられない。
負けますって宣言してるようなもの。
私も、ダイヤモンドを宿すことができれば…。
〈???〉
「ふふ、 女の子一人なんて危ないわよ?」
…。
〈hn〉
「ねぇ…私と会ったことある? 」
その声を何処かで
聞いたことがある気がする。
〈???〉
「あら、私と?」
〈???〉
「私は覚えがないのだけれど…。」
〈???〉
「私は_」
〈アグノイア〉
「アグノイアよ。 」
アグノイア…か、覚えがない…。
やっぱり、勘違いだったのかな。
〈アグノイア〉
「あなた…!」
〈アグノイア〉
「…。ごめんなさい。何でもないわ。」
〈hn〉
「は、はぁ…。」
とりあえず、
やられっぱなしにはなりたくないな。
私は願いを言の葉に宿し、武器を作り出す。
〈hn〉
「照らして_」
私がそう言うと、
夜空のような煙がまとわりついている、
黄色がベースの
三日月のようなの弓が現れた。
そして、
ゴールデントパーズが
三日月型で宿っている。
〈アグノイア〉
「随分可愛らしい弓だこと。」
〈hn〉
「あ、ありがとうございます…?」
かわいいって言ってくれるのは嬉しいけど、
今はそれどころじゃないよ〜泣
〈アグノイア〉
「それに今日は新月だから
ちょうどいいわね!」
だ~か~ら~!!
それどころじゃないんだって〜泣
ダイヤモンドを宿す方法…。
…。
やばい分かんない!!!!
〈hn〉
「…。」
命を握られているようで手が震える。
汗が頬を伝う。
やってみないと、わかんないよね…!
〈hn〉
「微月ッッ!!!」
そう言い放ち、私は矢を放つ。
今なんとなく作り出したから
効果わかんない…。
〈アグノイア〉
「ふふ、そんなのじゃ私は倒せないわよ♪」
そういい、アグノイアは
ハンマーを持った人形を
どこからか出し、 操り、
私の矢を真っ二つに折った。
〈hn〉
「!?」
〈アグノイア〉
「ふふ!すごいわね!!」
〈アグノイア〉
「今の矢…
当たってたらどうなったのかしら!!」
…この矢、作り出すの結構の魔力使うんだけどなぁ…。
まだ攻撃の矢を作るの、
慣れてないのもあるけどね。
〈hn〉
「だったら、実際に
当たってほしかったなッ!」
それと、もう一つ。
〈hn〉
「あと、人形をそんなふうに扱わないで!」
人形を操るなんて…
人形に守ってもらうんじゃなくて、
人形を守るんだよ!!!
〈アグノイア〉
「ふふ、じゃあ貴方はこの人形を傷つけられないのかしら??」
そういってアグノイアはハンマーを持った人形を指さす。
〈hn〉
「…どういうこと?」
〈アグノイア〉
「言い方を変えましょうか。」
〈アグノイア〉
「私がこの人形を盾にしたら、
貴方は攻撃できるの?」
〈hn〉
「はッ、?」
人形を盾にって
馬鹿じゃないの!?
私はぬいぐるみを盾になんて、
絶ッ対したくないッ!
…あれ
〈hn〉
「わたしのぬいぐるみは…?」
え、いつも一緒だったはず。
〈アグノイア〉
「…え、気づいてなかったの?」
〈hn〉
「え、」
〈アグノイア〉
「それかどうかわからないけど、
フードにいるわよ…。」
〈hn〉
「ウェ?」
私は弓を地面に浮かせ、フードを探る。
あ、
顔が赤くなっていくのがわかる。
〈hn〉
「あ、ありがとう、ゴザイマス…。」
〈アグノイア〉
「ふふ!いいわよ!かわいいわね!」
そういって笑うアグノイア。
私はぬいぐるみを右手で握りしめる。
ぬいぐるみがあるからと言って私が強くなるわけではないけど、
安心感がある。
…。
私は地面に浮かせた弓を左手に握る。
攻撃の矢はもう撃てない。
いや撃つしかない!
お願い…!
ゴールデントパーズ…ッ!!!
私に、ッ!!
〈hn〉
「撃つ自信をッッ!!!!」
〈???〉
「どうやらゴールデントパーズは、
自信じゃなくて幸運を呼び寄せたらしいですね。」
〈hn〉
「ッ!」
私の前に3人の姿があり、
足から頭にかけて、 順番に影が晴れる。
〈???〉
「まったく、危機感がないなぁ。」
〈???〉
「ほんとですよ。外にでるって教えてくれたらよかったのに…。」
3人の姿がしっかり見える。
〈hn〉
「うぅッ泣」
安心して思わず涙が頬を伝う。
〈???〉
「泣かないでくださいよ!この私、」
〈mmntmr〉
「mmntmrが来たんだから!」
〈hn〉
「mmさぁぁぁ゙んんんんん゙!!!!」
そういってmmさんに抱きつく。
〈???〉
「え、一応俺もいるんだけど」
〈rk〉
「なんでお兄ちゃんよりも先にmmさんの方に行くかな〜…。」
〈???〉
「あ、一応敵のためにも自己紹介しますね、」
〈iemm〉
「どうも、iemmです。」
私の目の前に現れたのは
mmさん、
rk兄、
iemmさん、
〈hn〉
「他のみんなは…?」
〈mmntmr〉
「みんなぐっすりです。」
〈iemm〉
「どんな夢見てるんでしょうかね…。」
〈アグノイア〉
「ふふ、救世主みたいな感じで来ているけれど、そんな人数で大丈夫かしら?」
〈mmntmr〉
「大丈夫に決まってるじゃないですか!!」
〈mmntmr〉
「多分。」
〈iemm〉
「え。」
一気に緊張が解けた気がする…。
〈hn〉
「ふふっ」
思わず声が漏れる。
そんな時、mmさんから一声かかる。
〈mmntmr〉
「さて、戦闘再開と行きましょうか。」
〈アグノイア〉
「ふふ!貴方達も人形にしてあげる!」
〈アグノイア〉
「パペット!」
そうアグノイアが言った瞬間
ハンマーを持った人形
短剣を持った人形
槍を持った人形
10体程の人形が姿を現し、
私たちに向かってくる。
〈mmntmr〉
「現出して_」
〈rk〉
「抉って_」
〈iemm〉
「護って_」
mmさんは鎌
rk兄は剣(つるぎ)
iemmさんは盾
を出した。
〈iemm〉
「茨。」
iemmさんがそういうと、人形たちが一箇所に閉じ込められた。
〈rk〉
「俺もっ!」
〈rk〉
「よいしょっと!」
そういい、rk兄は剣を人形たちに飛ばす。
グサリ とその剣が人形たちの足元の地面に突き刺さる。
〈rk〉
「空間転移。」
rk兄がそういうと人形たちはすっかり姿を消した。
〈アグノイア〉
「ふふ、殺したのね!」
そういって笑うアグノイア。
〈rk〉
「いいや、違うね。そんなことしたら悲しむ妹がいるんでねッッ!」
〈hn〉
「!!!」
〈アグノイア〉
「ふふ!じゃあどこに隠れているの?」
〈mmntmr〉
「ここです。」
mmさんがそういうと
” おともだち”の口が開いた。
その中には人形たちがとても小さい姿になり、
出られなくなっているようだった。
〈hn〉
「連携技!!!すごい!!」
私は手を叩く。
〈rk〉
「iemmさんが閉じ込めて俺がそれを狙い、mmさんによって牢獄される…。」
〈iemm〉
「打ち合わせしたからな…。」
〈mmntmr〉〈rk〉
「黙ってください!!!」
〈hn〉
「あはは!w」
そんなやり取りをしていると
アグノイアが口を開いた。
〈アグノイア〉
「ふふ!な~んにも気づかないのね!」
〈iemm〉
「それってどういう…」
iemmさんが言い終わる前に
私たちの地面から、
マンション2階建てぐらいの高さのある人形がでできた。
〈mmntmr〉
「!?」
〈rk〉
「ヤバッッ!」
〈iemm〉
「ッッ!」
〈hn〉
「ッッ!?」
私達は空に放り出された。
mmさんはとっさに人魂を出し、
落下を回避する。
rk兄は重力を操り
落下を回避する。
iemmさんはすごい勢いで地面から植物を生やし、落下を回避する。
私は、
落下を回避できない。
…私、ここで死ぬの?
ぬいぐるみを強く抱きしめる。
〈rk〉
「hnッッ!」
〈iemm〉
「hnちゃんッッ!!」
〈mmntmr〉
「hnちゃんッッ!」
みんなッ!
私は生にしがみつくが如く、
みんなに手を伸ばす。
みんなの手が伸びてくる。
〈mmntmr〉
「掴んでッッッ!!!!」
〈hn〉
「ッッ!!!」
そんな時、
アグノイアが口を開く。
〈アグノイア〉
「ふふ!人形よ、動いて!!」
そう言われ、
大きな人形はそこで足踏みをする。
その影響で
風が巻き起こり、
私たちの掴むはずだった手は宙を掴む。
〈mmntmr〉
「ッッ!hnちゃぁ゙んッッッッッッ!!!」
〈hn〉
「あ。」
私は落ちる。
せめてぬいぐるみだけはと、
ぬいぐるみを空に向かって放つ。
〈mmntmr〉
「!!!」
〈mmntmr〉
「そのぬいぐるみ…!」
mmさんがそのぬいぐるみをチャッチし、
言葉を放つ。
〈mmntmr〉
「絶望するのはまだ早いッッ!」
〈mmntmr〉
「解放ッッ!_____!」
何かをいい、
私に向かってぬいぐるみを投げる。
私がそのぬいぐるみを掴んだ瞬間。
ぬいぐるみが光を放ち始めた。
〈???〉
「大丈夫だよ。hnちゃん。」
突然私の手を掴んでいる人がいた。
私は一瞬で分かった。
この人が私のぬいぐるみなのだと。
そう、
しろくまのぬいぐるみが人間として姿を現したのだと。
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次の話は『宿りし魂』