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こんにちは、今日のあらすじは右目が担当します。
え?右目が何かと言われますと…主様から見て右のその今見ている目のことです。
もちろん人間の。
主様のせいで、何も見えなくなってしまった右目がふわりと空を旅する話です。
ではどうぞ
グシャッグチャァッ……
僕の最後の言葉はそれでした。
うちの主様は目生、いや人だからひとせい?に疲れてしまったようで
空をふわふわと飛んだと思えば、真下へずんずん凄いスピードで進んでいってこうなっちゃいました。
苦しくもなく、でも楽しいというわけでもなかった30秒間空の旅。
最後の言葉を誰かに遺して、僕はふわりと空の旅に出かけました
下の人の悲鳴なんて、もう聞こえないです。
ていうか、元から聞こえてないです。
右目ですから。
僕って意外と柔らかいので、すぐ壊れます。まぁ右目ですから。
僕だけ行っても別に良いのです。こういう時はみんな下へおちていくって左目さんが。
みんな、置いて行って大丈夫だって、そういう事を伝わって来てました。喋った?いえいえ、 左目さんも、目ですから。
私ってこんなに長いしっぽがあったんだ。
私にも、血が通ってたんですね
膝に血が流れていたのはわかってたんですが、なにせ左目ですから。分からなかったのですよ。
今日は雨でした。明日も雨だとてれびが言ってました。私は頭が良くないので事実しか言えないんですよね…
言えもしないこんな体、私は嫌いでした
今もですけどね。
あれ、左目さんが僕と同じところに来ちゃったの?
貴方ってそんな感じだったんですね
私てっきり普通の人かと思ってたんです
わかりますよ。役割なんて、無意識だから何も分からないままでしたね
今から何処に行くんですか?僕たち
私たちは、下に行きますよ
僕だけ上って話じゃなかったんですか
すいません、間違いでした。なにせ左目ですから。
たしかに、僕も間違いを言った事あるので、気持ちわかりますよ
なんで、主様は空を飛べたんですか?
主様は、何したかったんでしょうね
お母さんみたいな人になれたのでしょうか。
たしかに、それが原因ですね
おや、あれなんですか?
分からないです。なんせ右目ですから。
主様みたいな人が居ました。
こんにちは。君達を待っていたんだよ
あれ、目を瞑っています。
そうなんだよ。これから君には、私の目になってほしいんだ。
わかりました、
あれ、良いの?もっと何かあげようとか思ったんだけど。
右目に、権限ありませんからね。なんせ、
右目ですから。
つまんないお話、してごめんなさいね。それではまた次回〜!
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