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それからと言うもの、阿部とショウタはますます仲良くなっていき…
宮舘は、親の様に心配しだす
「今朝は、スマホしないのか?」
大人しく、朝食を食べているショウタに聞くと
「阿部ちゃんが【ながらスマホ】は、良くないよって…言ってたから」
「は?俺だって、散々お前に言っただろ?なのに何で、阿部の話は聞くんだよ…」
「だって阿部ちゃんは、ちゃんとしてるし…」
視線を向けずに、そう言ったショウタに対し…
「お前は、俺に喧嘩を売ってるな?」
宮舘が箸を置いて…不服そうな顔をする
「いや、別に…。本当の事だし…」
いつもの親子喧嘩が勃発するかと、思われたが…
「さてと…ご馳走様でした。それじゃ…俺もう行くね…」
そう言ったショウタが目を閉じる
「おい!おまっ…あぁ!翔太!」
机に頭突きを決めそうになり…
慌てて、それを受け止めた
「今朝も、お疲れ様…」
顔を上げるた渡辺が、笑顔で宮舘にそう言った
「最近、毎朝…これなんだよ…」
「俺も、最近涼太の朝食、食べてない…」
だからと言って、宮舘の言う様に
【病院で診察を…】そんな気持ちには、なれなかった…
『人のお菓子を勝手に食べる他には…特に、これと言った実害もないし…』
何故か彼が悪いモノの様な気がしなくて
渡辺は…とりあえず、もう少し…様子をみようと考えていた
その日の夜…
「今日も一日、疲れたなぁ…」
渡辺はコーヒーを飲みながら、1人で過ごす…
今日は宮舘が地方ロケで泊まりの為
久しぶりの、1人の夜…
「さてと…1人だと食べる気にもならないし…」
帰宅が遅かった為…今から何か食べるのは気が引けたので
何も食べずに、シャワーを浴びた…
ここに宮舘が居れば…【疲れた時こそ湯船に浸かれ】と
入浴剤まで入れて用意してくれそうだが…生憎、彼は今夜は居ない…
翔太は、そのままスキンケアを済ませると
1人で大きなベッドに横たわった