~フブキ‘s room 前~
マタロウ「フブキさ~ん、大丈夫?」
マタロウはドアを叩く
すると、ドアがすごい勢いで開き、ジンペイとコマにクリーンヒットした
フブキ「大丈夫ちゃうわぁ!!己のせいじゃボケェェェェェエ!!!」
マタロウ「ひぃぃぃぃい!!」
~食堂~
フブキ「(どうして時間が戻るの?タイムリープってやつ?
ウンチを踏んだら時間が戻るの?ウンチのニオイが原因で時をかける私?
ウンチのせいでこれ以上前に進めないってこと?
ていうかアゲハ、前より顔色悪くなってない?)」
フブキは目玉焼きを切りながら考える
アゲハに関しては食事どころか、コーヒー1つしか置いてない
ジンペイ「アゲハ、フブキ、食わないのか?」
コマ「アゲハちゃん、顔色悪いよ?今日は休む?」
アゲハ「あ…ううん、大丈夫…」
そこに、席を外していたマタロウが何かを持ってきてやってくる
マタロウ「はい!食欲がないときは、カレーが1番だよ!」
マタロウ「それと、アゲハさんは体調が悪そうだから甘酒ね!」
マタロウはこれでもかというほどこんもりと盛られたカレーをフブキの前に置き、
アゲハさの前に美味しそうに湯気が立つ甘酒を置いた
アゲハ「ありがと、マタロウ君…」
アゲハとは逆に、フブキは顔を引き攣らせるとカレーのお皿を
ガシャ――ンッ!!、っとひっくり返して叫んだ
フブキ「今カレーは食べたくなぁぁぁあいッ!!!」
「「「うわぁぁぁぁあッ!?!?」」」
~フブキ`s room~
フブキ「(このままウンチを踏み続ける運命なら、私がそれを変えて見せる!)」
フブキは自分の部屋で鏡を見ながらネクタイを整え、そう決心した
~玄関~
フブキは自家製のジェットブーツを履いていた
「「「??」」」
それを不思議そうに見つめる男子3人組
アゲハ「(フブキちゃんすごい…ジェットブーツで回避するつもりなんだ…)」
フブキ「先、行ってるね」
フブキは皆に背を向けたままカッコよく言うと、そのままウンチを通り過ぎ、左に曲がった
フブキ「ふん、どんなもんよ!」
フブキはウンチに向かって勝ち誇った笑みを浮かべた
フブキ「(そうよ!本気になれば運命なんて変えられ…)」
その時だった。
ジェットブーツからブシュ、ボンッ!っという嫌な音が聞こえると、おかしな動きを始めた
フブキはされるがまま建物に頭をぶつけたり、ぐるぐると勢いよく回転し、真っ逆さまに落ちていく
その先にはまたしても犬のウンチが…
ぐしゃり
フブキ「顔からいったぁぁぁぁあッ!?!?」
ボーン ボーン____
2人の頭の中にまた、そんな音が響く
またしてもフブキは、自分の部屋にいた
フブキは飛び起きると「なんでよぉ――――ッ!!」と叫んだ
フブキは壊れたジェットブーツを大急ぎで直すし、学校に飛んで向かう
何事もなく自分の教室に入れたフブキは、ため息をついた
アゲハside
今は、Y学園で授業を受けている
アゲハ「(良かった…フブキちゃん、ちゃんと無事についたんだ…)」
ふと、私が廊下を見ると犬が歩いていた
え!?犬ゥ!?!?
も、もしかしなくてもこれは…
犬が向かってる方向はフブキちゃんの教室。
これは…かなりまずいなぁ…
それから一分くらいたった後…
フブキ「うわぁぁぁぁぁあッ!!!」
もうやだ…
ボーン ボーン____
私の頭の中に、何度も聞いた音が響いた
アゲハside終了
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