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ミリス
898
☆復活☆
ずいぶん遅くなりました💦
テスト期間が長いたらありゃしないわけですよ(怒)
(ノ`Д´)ノ彡┻━┻
これはさておき、 お知らせがありまーす✨️
いつになるか分かりませんが新作も出そうと思ってるのでそちらもよろピクミーン!
約束通りに何個かまとめて出します…(考えるの大変だった)
それでは、スタートゥ!!!
「……おいコマ、これを見ろ。ネットで『烏丸神社に巨大な未確認生物が出現!?境内に謎の巨大穴が空く』なんて写真が拡散されてるぞ」
ある日の午前中、社務所でパソコンを開いていた蓮が、画面を指差しながら呆れたように声を上げた。
画面には、リアルに合成された不気味な巨大生物と、崩れ落ちた烏丸神社の社殿の写真が映し出されている。
「なんじゃこれは!? 拙者の社はピンピンしておるわ! そもそも拙者以外の化け物(神使)が境内に侵入できるはずがなかろう!」
コマが短い尻尾を逆立てて怒りを露わにする。
蓮が冷めた目で画面の奥を凝視すると、画像データの周りに、無数の「偽りのレンズ」の形をした怪異がパチパチと明滅しているのが見えた。それは、精巧なAI生成ツールや画像加工技術を悪用し、人々の不安や野次馬根性を煽ってアクセス数を稼ごうとする悪意が生んだ怪異――『捏造の虚像(フェイク・カメラ)』だ。
怪異からは、不安を煽るニュース速報風のノイズ音声が響いている。
『現地は大パニック』 『危険区域に指定』
『拡散希望』
「(けっこう精巧にできてやがるが、こんなデマのせいで『神社に行ったら危険かも』なんて思われたら、参拝客(カモ)が減って商売上がったりだ)」
蓮がイライラしながらタッチペンを抜こうとしたその時、境内に息を切らせた男性が飛び込んできた。地元の有名な洋菓子店を経営するパティシエの森田だ。
「烏丸さん、助けてくれ……っ! うちのケーキに『害虫が混入していた』っていう捏造写真がネットに投稿されて、大炎上してるんだ! 写真は完全にAIで作られた嘘なのに、誰も信じてくれなくて、保健所まで来る騒ぎになってしまった……!」
森田の背後にも、全く同じ『捏造の虚像』の怪異がびっしりと取り憑き、彼の店の看板や商品の写真をドロドロとした黒いノイズで塗りつぶしていた。
「なるほど。精巧なフェイク写真は、一度出回ると言葉で『嘘だ』と主張しても証明が難しいからな。ネットの大衆は、真実よりもショッキングな画像を信じたがる」
蓮は懐から電卓を取り出し、冷徹な目で森田に提示した。
「森田さん。お祓い代は、お店のブランド回復とデータ消去の手数料込みで32万円。その代わり、アンタの店を陥れようとしてるその『嘘つきのレンズ』を、データの根元から粉砕してやるよ」
「お願いします……! 先代から守ってきた店なんです、嘘のせいで潰されるなんて耐えられない……っ!」
森田が泣き叫ぶと、フェイク・カメラの怪異がレンズを不気味に発光させ、無数の「捏造された恐怖画像」を実体化させて蓮たちに襲いかかってきた。
「コマ、嘘の画像を撒き散らす電子のゴミを、画像解析(おはらい)で消去するぞ! 神力をよこせ!」
「おうともさ! 丹精込めて作られた菓子を嘘の写真で汚す不届き者め! 本物の神罰を喰らうが良い!」
コマが怒りで激しく輝き、その神聖なエネルギーが蓮のタッチペンに集約される。ペン先からは、画像の生成メタデータと改ざん履歴を検出して無効化する「ファクトチェック」の青いプラズマが激しく放たれた。
蓮は飛来する偽りの画像の弾幕を身軽なステップで切り抜け、ネット上にフェイク画像を自動投稿し続けていたボットアカウントの「生成エンジンのコア」を瞬時に特定した。
「ピクセルを捏造して他人をハメようなんて100年早いんだよ。――元データごと消えろ」
蓮がタッチペンを、怪異のコアに向かって鋭く突き刺す。
「――画像解析・フェイクデータ完全消去(ピクセル・デリート)!!」
ズガァァァン!!!
社務所に凄まじい電子的衝撃音が響き渡り、フェイク・カメラの怪異は「メタデータが破損しています」というエラー警告の悲鳴を上げながら、今度はシュレッダーにかけられた「ただのノイズの紙屑」へと姿を変え、空気中にサラサラと消滅した。
同時に、ネット上に転がっていた森田の店に関する捏造写真、および烏丸神社のデマ画像は、すべてプラットフォームのサーバーから一斉に強制削除された。さらに、画像の投稿主が過去に使用した生成履歴とIPアドレスが特定され、悪質な信用毀損の証拠として森田の弁護士にデータが転送された。
数日後、森田の店には保健所の調査で完全な潔白が証明され、捏造写真を投稿した同業他社の犯人が逮捕されたことで、店には以前以上の客足が戻ってきたという。
夜。社務所で蓮はホクホク顔でお札を数えていた。
「いやー、フェイク画像を消去して32万。さらにお礼に届いた森田さんの特製生クリームケーキも絶品だ。やっぱり真実を守る仕事は最高だな」
「蓮……お前、相変わらず動機は現金じゃが、今回は職人の誇りを守ったな。ケーキも誠に美味いから大満足じゃ」
コマが口の周りに白いクリームをつけながら、幸せそうに目を細める。
「誇りも大事だが、まずは実績だ。さぁ、明日からは『AIフェイク画像・画像捏造被害の緊急対策窓口』のバナーをホームページの一番上に掲載するぞ!」
拝金主義のクズ神主。彼の冷徹なタッチペンの前では、どんなに精巧に作られた嘘の画像も、一瞬で消去されるただのバグデータに過ぎないようだった
コメント
1件
うわあああ待ってこの話めっちゃ今どきのテーマ!!😭✨ 「捏造の虚像(フェイク・カメラ)」って名付けが天才すぎるし、AIで作った嘘の写真を怪異にして戦う設定、マジで現実味あって震えた…! 蓮の「元データごと消えろ」からのピクセル・デリート、かっこよすぎて何度も読み返したわ♡ しかも最後にケーキ食べながら「真実を守る仕事は最高だな」って現金なとこも忘れないの、蓮らしくて愛おしい🥺💕 作者復活おめでとう!!新作も楽しみにしてるよ〜🌸