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休日の午前中。
リビングには、全員いる。
【ころん】「あとでゲームする?」
【莉犬】「いいね!昼どうするー?」
【あっきぃ】「……考える」
チャイムが鳴った。
(……誰)
【ななもり】「俺、出るね」
【ジェル】「ありがとー」
ドアの向こう。
一瞬で、空気が変わる。
【あっと】「…突然すみません」
【まぜ太】「あっきぃ、いますか?」
【けちゃ】「話したくて…」
【ぷりっつ】「……」
【ちぐさ】「……」
どくん。
心臓が、跳ねる。
【ころん】「この声…」
【あっきぃ】「……」
体が、固まる。
【さとみ】「あっきぃ?大丈夫か?」
【莉犬】「大丈夫、俺らがいるよ」
【るぅと】「…?莉犬にぃ、ころにぃ?どうしたんですか?」
【莉犬】「えっとね、あっきぃのお兄さん達だよ」
【るぅと】「あの人達が…」
【さとみ】「無理しなくていいからな」
【ジェル】「俺らおるで」
【あっきぃ】「……はい」
俺の周りに人が増える。
【ななもり】「…玄関で話す雰囲気じゃなさそうなので、
リビングで話しましょう」
【ぷりっつ】「…ありがとうございます」
リビングに、全員集まる。
距離が、ちゃんとある。
【ななもり】「じゃあ、聞こうか」
落ち着いた声。
【あっと】「……あっきぃのことで」
【ぷりっつ】「……戻ってほしい、とかじゃない」
一瞬、視線が合う。
【ぷりっつ】「……話を、させてほしいと思って」
【ころん】「本人が嫌なら、今日はしない(即答」
【莉犬】「選ぶのは、あっきぃだよ」
喉が、きゅっとなる。
【あっきぃ】「……聞く(小 声」
(……一人じゃない)
【あっと】「俺たち、間違ってた」
【けちゃ】「……放ってた」
【まぜ太】「……逃げた」
【ちぐさ】「……ごめん」
短い言葉。
でも、前と違う。
胸が、ざわつく。
【あっきぃ】「……今、ここにいる。
…ここ、安心」
【さとみ】「無理させんなよ」
【ジェル】「“説得”やったら、今日はここまでや」
【るぅと】「本人のペースが一番です」
【ななもり】「そうだね。今日は“確認”まで」
線が、引かれる。
【ぷりっつ】「……戻れ、とは言わない。
……俺らは、待つ」
その言葉に、少しだけ息がしやすくなる。
【あっきぃ】「……ありがとう」
言えた。
【ころん】「今日は、ここで過ごす」
【莉犬】「もう決めてるから」
玄関。
【あっと】「……また、連絡していいか」
【あっきぃ】「……うん、短くなら」
【あっと】「…わかった」
ドアが閉まる。
【あっきぃ】「……守ってくれて、ありがとう、ございます」
【ななもり】「当たり前でしょ」
【るぅと】「怖かったら、いつでも言ってください」
【さとみ】「今日は、アイス買ってやるよ」
【ジェル】「せやな、平和に回復や」
【ころん】「ゲームの続きやる?」
【莉犬】「やろやろ!」
胸の奥が、静かになる。
(……ここにいていい)
説得は、力で来なかった。
そして、守る人たちは、ちゃんと立ってくれていた。