この小説は一切ご本人様に関係ありません。
mzyb
ut×sha
わんく
u「…ぁ゙あ―……、、」
仕事用PCを目の前に、色々な資料が乱雑に置かれた作業机に突伏する。数分程そうしていれば、見たくもないPC画面にもう一度視線を送る。そこに表示されるものは市民からの苦情やら業務連絡等が綴られていた。
u「……はぁ…」
s「うぃ―っす、仕事捗っとる~?」
u「…六割ってところやな…、、」
s「ちゃんと対処しろや~?ほら苦情も来とる。」
俺の定番ボケを披露するも、特にツッコまれることなくPC画面を覗く同業者のシャオロンにそう注意される。これでも俺管理市長やねんけどなァ~……、色々な別嬪さんに囲まれてウハウハな予定は何処へ…?
s「ほらボーっとすんなよ、対処…じゃねぇや…対応しろ対応。」
u「対処言うてもうてるやんけ…、、」
s「ふへへ…w」
u「しゃおちゃあ~ん俺の代わりにやってくれやぁ~…、、」
俺の隣に突っ立っているシャオロンに面倒事…いや、お疲れな管理市長に代わって市民の願望に返答してほしい事を伝える。そんな俺の肩に優しく手を置くシャオロン。
s「…そういや、今日バレンタインやな。」
u「あ?…あ~、そーいえばそうやな。」
s「……もう貰って、る…ワケないか!最近多忙なお前が貰えるワケ…w」
u「うッさいのぉ゙?!別にええわチョコなんて!!」
彼の煽りに声を荒らげれば、その八つ当たりと言わんばかりに作業を開始した。そんな俺にシャオロンは一笑すれば、少しの沈黙が走る。
s「……ん、」
u「…え」
PCを睨む俺の目の前に、四角い正方形の箱に可愛らしい桃色のリボンが飾られた物が現れた。俺はその光景に硬直し、目を見開いた。
u「ぇ…え、……なんこれ…。」
s「…ちょこ。」
u「……っえ、」
動揺しながらも、彼からの物だと分かれば俺はそれを受け取った。おどおどと質問を投げる俺に、端的に彼は返答し俺はまた動揺する。ちょ、ちょこ…チョコ…??シャオロンからぁ…?
s「……はっぴー、ばれんたいん…//」
u「……ぶふっ、w」
シャオロンは照れ隠しのように顔を顰め、ボソボソとそう俺に伝える。そんな彼を見て、俺は一度呆気に取られるがすぐに笑いが込み上げてきた。俺はそれを抑えようとはせず、その場で吹き出してしまった。
s「な゙ッ…なに笑とんねんッ!!//」
u「ふははは…ッwwいや、wちゃうちゃう…w」
s「何やねんじゃあ…!!//」
彼からのチョコが入っているであろう箱を俺は机に置き、照れながらも顔を顰めこちらを見詰めるシャオロンに視線を送る。彼に優しく微笑み、俺は言葉を発した。
u「かわええなって、笑」
s「っっ…は、はあ゙!?///うッざ、!!しねお前ッ!!//」
u「なんでやねん!?wいやでも、ホンマありがとうな。嬉しいわぁ~…、、」
s「っっ…///」
俺はそう本音を伝えれば、彼は顔を赤くし両手で自分の顔を隠した。そんな彼の行動を愛らしく思い、彼の機嫌を損なうであろう質問を一つした。
u「…照れとる?」
s「照れてなぃ゙…//」
u「……照れとるやろ、」
s「照れとらんわ゙ッ!!//早よ仕事しろっ!!///」
捨て台詞のように彼は俺に声を荒らげれば、すぐにその場から去ってしまった。彼、シャオロンは俺の恋人。今日も素直やないそんな恋人の姿を見ては、また微笑ましく愛らしいと思う日々だ。
u「w…素直やないなぁ…笑」
…お返し、考えなきゃやな。
おわり。
ハッピーバレンタインですね、皆様。予定は相変わらずなかったでしょう、ざまぁこの上ないです。とは言いつつも、作者も何もなかったんですがね…。
まぁ茶番はさて置き、今回から句読点やビックリマークやらを半角から全角にしてみたのですが…多少見やすくなりましたでしょうか?
今後からは全角に変更しようかなと。残っているリクエストを消費していきますので、少々お待ちを。
では、次の投稿でお会いしましょう。