「僕本当に怖くて…おんりー昔自殺をしようとしてたから、…」
「えっ、…」
おらふくんの口から自殺と言う言葉が出ただけで、もうすでに固まってしまった
遅れて動揺を隠せないまま質問をした
「ど、どうして?」
「僕もわからないんですよ、いじめとかも受けていたようにも見えんかったし、なんで自殺するん?って聞いたら、『生きている意味がわからないから』って言うんよ」
「知らなかった、」
まぁ…おんりーチャン本人は自分からこんなこと言わないだろうけど
「おんりーチャンってどこで自殺しようとしてたの?」
「屋上です、中学の時は封鎖されてたので、無理やり通過して自殺をしようとしたのを僕が止めたんです。だから、今日おんりーが学校休んだの知って怖くなって、…」
「、……、…」
「高校に入ってから、屋上におんりーが行くようになって心配しとったけど、ぼん先生と一緒なら心配無さそうですね♪」
おらふくんがそう言ったとき、頭のなかでふと、前のことが頭のなかを横切った
俺が初めておんりーチャンと会ったときのことだ、おんりーチャンは屋上で外を眺めていた、…ように見せかけていたのかもしれない
本当はあのまま落ちようとしていたのかもしれない、それにたまたま俺が接触して自殺をするのをやめたのかも、…
でも、どれもただの俺の仮説にすぎない
本当かも嘘かも本人が1番知っている
「では、ぼん先生さようなら、話を聞いてくれてありがとうございました!僕おんりーの家にこの後行くので、あと、僕がこのこと話したのは秘密でお願いします」
「うん、バイバイ気をつけてね」
「はい!」
そう言って、静かにドアを閉めていき、1人になった
結局おらふくん1人で話して、1人で解決していったなぁw、…
そう思った後、俺は下を覗いた
すると、下は安全の『あ』の字もないほど、草も木も1つもなく、床は全てコンクリートでできていた。
落ちたら誰が見ても確実に死ぬだろう
そう思いながら、俺は屋上から出ていった
❤️1500
コメント
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まっまっさかぁ:(;゙゚'ω゚'): そそそそんなわけ無いよ..ねぇ? 続きががが頑張ってくださいね