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くらげねこ。※スランプ
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天日干し
641
全然投稿出来てなくてすみません🙇♀️
実は最近まで、事故による骨折で入院してまして💦只今リハビリなどで色々忙しくて…。
ちょっと暇が出来たのでその隙に🤫
設定¦学園パロ
💛···▸後輩
💜···▸先輩
(※)
・ご本人様には一切関係ございません。
苦手な方はスクロール❌
お好きな方は是非ご覧下さい。
↓↓↓
[2話]
✧———✧ ——— ✧ ———✧———✧ ——— ✧
深澤side
あの最悪な再開を果たした次の日。
ーー昼休み。
四時間目の終わるチャイムが鳴る。
授業中で静かだった教室も、
挨拶を終えると一気に騒がしくなった。
「腹減ったー」
「今日、購買行く人いる??」
「俺パン買ってくる!」
そんな声が教室を飛び交う中。
深澤も机の横にかけたスクールバッグに手を滑り込ませた。
手探りで中にあるはずの弁当箱を探す。
───だが。
💜「……ん?」
スクールバッグを机の上に置き、中をしっかりと確認する。
それでも───弁当箱は無かった。
💜「あっ、弁当忘れた……!!」
思わず大きな声が出る。
すると。
隣の席にいた渡辺が深澤を冷たい目で見た。
💙「バカじゃん」
💜「……わざとじゃねーよ!」
💙「さっさと購買行ってこい」
渡辺は窓の外を指差す。
丁度真下には、大勢の生徒が購買目当てで人が集まっていた。
💜「行くのめんどくさいな……」
💙「忘れたお前が悪い」
そう言う渡辺の手元を見る。
机の上に置かれた弁当は、かなりハイクオリティな出来具合で思わず凝視する。
輝いて見える…。
💜「お願い翔太!俺にも分けて!」
💙「はぁ!?嫌に決まってんだろ」
💜「てか誰が作ったんだよ?」
💙「………誰でもいいだろ」
渡辺は投げ捨てるようそう言うと、
くるりと深澤に背を向けてその弁当を無言で食べ始めた。
💜(はぁ……めんど、)
深澤はため息をついて、
渋々と教室を出て購買へ向かった───
◇◆◇◆◇
ーー購買。
💜「え……何も無い……」
深澤が早歩きで購買へ向かうと、その頃にはもうなにも残ってなかった。
深澤は一人絶望する。
───すると。
💜「……!!」
少し遠くにある購買で、サンドイッチが一袋だけ残ってるのを見つける。
深澤は「ラッキー」と軽い足取りでそのサンドイッチへと歩いて行く。
その時だった。
💜「……あっ!!」
一人の男子生徒が、残り一つだけのサンドイッチを先に買いやがった。
深澤は余裕ぶっこいて歩いていたから、まんまと先を越されてしまった。
💜「ちょっと!まって、それは俺の───」
慌てて駆け寄り、男子生徒の腕を掴んだ。
顔を上げて相手を見上げると、
そこには───
💛「あ、深澤先輩だ」
💜(……っ!!!)
目の前には、昨日再開したばかりの後輩、岩本だった。
深澤は咄嗟に掴んだ岩本の手を離す。
💜「照……!?」
💛「こんにちは。」
呑気に挨拶してくる岩本。
そして。
その手には深澤が買うつもりだった───
サンドイッチが。
💛「先輩もこれ欲しかったんですか?」
💜「あ、いや……!」
反射的に首を横に振った。
💜「俺は大丈夫…!!」
💜「てことで、さよなら!」
早くその場からいなくなりたい一心で、深澤はくるりと回れ右をする。
一秒でも早く。
岩本から離れたかった。
すると───。
💛「待って」
ぐいっ、と岩本が深澤の手を引く。
💜「……っ」
💛「なんで逃げるんですか?」
💜「特に用がないから……」
深澤がそう言うと、岩本は静かに視線を落とす。
その顔には、いつもの生意気そうな表情が浮かんでなくて少し戸惑う。
💛「俺、謝りたかったんです」
💜「え??」
💛「ずっと、酷いことしてたから…」
💛「……ごめんなさい。」
その言葉に、胸の奥がざわついた。
中学の時は。
意地悪で、生意気で、最低な後輩───
記憶のどこを探しても、岩本はずっと嫌な奴で大嫌いな相手だった。
💜(……あの照が、謝った…)
───ちゃんと反省してるんだ。
頭の片隅で、そんな考えが過ぎった。
その瞬間。
ずっと固定されたままの岩本のイメージが、
少しだけ改善された気がした。
💜「まぁ……」
︎︎
💜「別に、許してやってもいいけど」
深澤は口を尖らせてそう言った。
💛「本当ですか?」
💜「反省してるみたいだし…」
💛「そっか。じゃあ……」
💛「一緒に食べません?せっかくだし」
💜「…」
◇◆◇◆◇
ーー校舎裏。
二人は並んでベンチに腰掛けた。
深澤は、手元にあるサンドイッチに視線が吸い寄せられる。
───結局、いいよって言ってしまった。
💜(だって食べたいんだから仕方ない…!)
自分に言い聞かせるように、心の中でそう言う。
そして、サンドイッチを一口噛じる。
美味しい。
……けど。
それよりも───。
💜「お前、本当に変わったよな」
💛「そうですか?」
💜「うん……」
隣の岩本が気になって仕方がない。
なんで急に謝ってきたのか。
なんで一緒に食べようなんて言ったのか。
しかもこのサンドイッチには何も仕掛けられていない。
💜「ちゃんと謝れるようになったし…」
💜「今の照なら仲良く出来る気がする」
そう言いながら、深澤は淡々と食事を続ける。
その隣で、岩本は静かに深澤を見つめていた。
すると。
深澤はふとある疑問が浮かんだ。
💜「照は何でこの高校にしたんだよ?」
深澤が不思議そうに首を傾げる。
すると、岩本はピタッと食べる手を止めた。
何を考えてるかも分からない表情。
その瞳には、深澤が反射して見えた。
💛「………それは」
岩本が小さく口を開いた。
その瞬間───。
ピコンッ。
深澤のポケットに入っていた携帯が震える。
小さな電子音が聞こえて、会話が途切れた。
💜「あ、ごめん。ちょっと待って」
💛「……」
深澤は携帯を取り出すと、
「またかよ」っと独り言を漏らした。
でも、呆れて見えるその表情は───
どこか嬉しそうに見えた。
💛「どうしたんですか?」
💜「いやー、またクラスの女子から…」
深澤はスマホの画面を岩本に向ける。
その画面には、女子から一方的な会話が送られてきてる様子が映し出されていた。
「今日は暇?」
「明日一緒に帰ろうよ!」
「この問題分からないんだけど」
💛「……先輩のこと、好きなんですかね?」
💜「そうみたいだよね〜」
💜「でも、この子だけじゃないんだよ」
そう言うと、深澤は画面を操作しだす。
そして次に見せた画面には、
また別の女子からの連絡が表示されている。
でも、深澤の返事はどれも塩だった。
💛「先輩ってモテるんですか?」
💜「んー、まぁね」
自分でも分かりやすい程に、
調子に乗った口調だった。
深澤は自信満々に胸を張って、
ドヤッと効果音が聞こえそうな表情を見せる。
💛「……へぇ」
岩本から返っててきたはそれだけ。
妙に平坦な返事だった。
深澤は思わず隣を見る。
岩本は、俯いたまま何も言わない。
💜(……なんだ?)
固まる岩本を意味深に見つめる。
すると。
岩本は小さく息を吐いて、
横目で深澤をチラッと見た。
💛「先輩、それ一口下さい」
💜「え?」
岩本は深澤のサンドイッチに視線を送る。
💜「別に良いけど」
深澤は特に何も考えずに、
持ってるサンドイッチを岩本に渡そうとした。
すると───。
💛「先輩が食べさせて?」
💜「………は??」
手が止まった。
言葉の意味を理解するのに、
数秒ほど時間がかかった。
💜「何で俺がそんなこと…!」
💛「駄目ですか?」
💜「駄目って言うか……」
そんな事、普通に考えて恥ずかしいだろ。
しかも相手は後輩。
一応、前まで大嫌いだったし…。
思い切って「嫌だ」と言おうとした。
その時───
💛「先輩ってモテるんですよね?」
💜「え?……ま、まぁ…そうだけど」
いきなりさっきの話に戻されたと思えば、
岩本はふっ、と小さく笑みを浮かべた。
そして───。
💛「じゃあこれくらい余裕ですよね?」
💜「………っ!」
痛いとこを突かれた、とはまさにこの事。
こつんっと頭を小突かれた気分だ。
岩本の顔を見る。
表情はいつも通り。
今焦ってるのは───深澤だけ。
💜「で、出来るし……!」
意地だった。完全に。
自分でも何でこんなことで張り合ってるのかは分からないけど。
───負けたくない。
その一心で、
岩本の口元にサンドイッチを持っていった。
💛「……」
ぱくっ。
一口、サンドイッチを噛じる岩本。
お互い何も言わない。
時間だけが流れる。
💜(な、何してんだ俺……!!)
一気に恥ずかしくなって、
深澤は顔を背けた。
多分その顔は、真っ赤になってるだろう。
そう思った瞬間───。
💛「……ふっ」
岩本から、小さな笑い声が聞こえた。
💛「先輩って、本当に単純ですね」
💜「はぁ……!?」
💛「あー、やっぱ面白い」
クスクスと肩を震わせる岩本。
その姿は───
中学時代の岩本と完全一致した。
深澤はハッとする。
💜「最初から俺をバカにする為に……!?」
💛「俺が素直に謝ると思います?」
💜「……」
一旦冷静になる。
あの岩本が、素直に謝るか……???
いや。
絶対に無い。
最初から、岩本の思う壺だったんだ。
💜「……やっぱ大っ嫌い!!!」
💛「俺も。」
💜「っっ~~~~!!」
怒りと騙された悔しさが込み上げる。
でもその瞬間。
校舎からチャイムが聞こえてくる。
昼休みが終わった合図。
💜「もうお前なんか……」
💜「二度と仲良くしないから!!」
深澤は、食べかけのサンドイッチを置いて
子供みたいに叫びながら、
その場を去っていくのだった。
◇◆◇◆◇
💛「……」
岩本はしばらく、何も言わず座っていた。
手元には食べかけのサンドイッチ。
それを見ると、
どうもさっきの深澤が頭に浮かぶ。
『で、出来るし……!』
真っ赤になって食べさせてくれた深澤。
岩本は思わずサンドイッチから目を逸らす。
あれはただのイタズラ。
深澤が「モテる」って言うから。
少し揶揄ってやろうと思ったたげ。
💛(なのにあんな顔するとか……)
頭に浮かぶのは、
どれもさっきの真っ赤な深澤ばかり。
💛「……本当ずるい」
誰にも聞こえないくらい、
小さな声で呟いた。
昼休みはもう終わってる筈なのに。
岩本の中では、
まだあの余韻が残ったままだった───。
つづく。
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コメント
5件
怪我大丈夫ですか!?リハビリ頑張ってください!!💪 2人のドキドキの距離感がたまらない…!
更新ありがとうございます!!まじでふっかさんかわよすぎる…
おお、更新来た!待ってたよ〜!てか骨折からのリハビリ中に書いてくれたの!?無理すんな!!!でも読めて嬉しい……。 んで内容だけど、照の「謝るふりしてまた弄る」スタイル、まんま中学の頃と同じで笑ったわw でも「食べさせて?」は反則だろ照……深澤が真っ赤になるのも分かる。そして最後の「ずるい」っていう照の独り言、ここが一番グッときた。これはちょっと意識し始めてるやつでは??続きマジで気になる🔥