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「……わかってもらえましたか?」


薄く微笑をたたえた三日月が、私に問いかける。


「…わか、った…」


胸の鼓動がどうにも収まらなくて、うまく声を出すことすら出来なかった。


彼が隠し秘めていたもうひとつの別の顔は、想像をゆうに超えていた。



「ただ、私がこんな顔を見せるのは……」



と、三日月がにわかにレンズの奥にある目を細める。



「特別な…例えば、あなたのような方の前だけですので」


もしかしてまたつまらないことを聞いているんじゃないかとも思いながら、


「ねぇ…私は、三日月にとって、特別な人なの…?」


彼にそう尋ね返さないではいられなくなる。


「ええ」と頷いた三日月が、「あなたは、私の特別な女性です」ためらいもなく答える。


望んでいた通りの返事に、再びドキドキと胸が高鳴るのを感じてしまう。


「三日月…あなたの特別でいられることが、すごくうれしい…」


胸に衝動的に抱きつく私を、三日月がしっかりと腕で抱き留めてくれる。


「私も、うれしいですよ…」


落ち着いた物静かな口調でそう話す彼には、もう先ほどのサディスティックな素振りは、欠片かけらも見られなかった……。

超イケメン✧ホストクラブーSPECIALー

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