俺に好きな人ができるわけがないと思っていた。
一匹狼、一人で孤独に生きていく。
そう思っていた。
今日は部活。
野球部なんか入らなきゃよかったよ。
「1、1、イチニーうぇえええい!」
このめんどくせえ掛け声も面倒い。
ふと校舎を見ると、誰かがこっちを見ている気がする。
女子だ!!
そう?そんなに俺かっこいい??どうだ!はっはっはああー!!
「痛え!」
くっそこけちまったこの野郎!
あいつだ!あいつが悪いんだ!
こんな俺を見るから俺がこけちまうんだ!
「大丈夫?」
は、、?
こいつ確か橋本って言ったけな。
「ほら、バンドエイド。」
バンドエイド派なんだな。
「あざっす」
「気をつけろよ」
「おう」
なんだか、一匹狼が嫌になった気がした。
俺、クズなのにな。
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