(岩本照)「よし、みんな集まったな。」
(岩本照)「それじゃ、質問タイム!」
(帰郷千衣沙)「いえーい!」
岩本さんが手を入れる箱に突っ込んで
みんなが私に対しての質問紙を選ぶ。
(岩本照)「えーと、これ!」
(岩本照)「千衣沙さん、これ。」
(帰郷千衣沙)「えーと、なになに?」
(帰郷千衣沙)「千衣沙さんが持つ能力を詳しく教えて。」
(渡辺翔太)「はい」
(帰郷千衣沙)「渡辺さんね。」
(帰郷千衣沙)「そうだね。」
(帰郷千衣沙)「私はね。」
空を飛ぶ程度の能力。
霊気を操る程度の能力。
巫女としての素質がある。
(帰郷千衣沙)「この3つは博麗の巫女になる為の条件。ひとつでも果たせば巫女になれる。」
(帰郷千衣沙)「全てを果たせたのは歴代の巫女の中で私だけ。」
(渡辺翔太)「ええ、凄い。」
(帰郷千衣沙)「空を飛ぶのは文字通りに」
(帰郷千衣沙)「自由に空を跳べる。」
(ラウール)「物を使わないで?」
(帰郷千衣沙)「その通りよ。」
(帰郷千衣沙)「昔はよく飛んでたけど」
(帰郷千衣沙)「今は飛ばなくなったわ」
(深澤辰哉)「飛べないの?」
(帰郷千衣沙)「いや、そういう訳じゃない。」
(帰郷千衣沙)「インターネットがあるから」
(帰郷千衣沙)「人が空を飛ぶなんて珍しいことだし。」
(深澤辰哉)ああ、確かにね。」
(帰郷千衣沙)「最近、ちょくちょく飛んでるわ。」
(帰郷千衣沙)「暇がある時にね。」
(ラウール)「へぇ」
(帰郷千衣沙)「……そういえば」
(帰郷千衣沙)「私にもうひとつの能力があるわ。」
(阿部亮平)「もうひとつ!?」
(帰郷千衣沙)「ええもうひとつはね」
他人の視界や聴力を使う程度の能力。
(帰郷千衣沙)「いわゆる視界ジャック」
(佐久間大介)「あ、それ聞いたことがある」
(佐久間大介)「ホラーゲーム出てたよね?」
(帰郷千衣沙)「ええ。」
(岩本照)「どういうこと?詳しく聞かせて」
(佐久間大介)「この能力は、自分以外の存在が見ているものを自分の眼で見た映像のように捉える事が出来るだけでなく、他人の存在や位置までも知る事が出来る。この能力を使っている間は、精神を集中しているせいか他の行動が取れない。」
(帰郷千衣沙)「合ってるわ。」
(岩本照)「つまり、俺たちの視界や聴力を使って位置や存在を把握することが出来る。」
(帰郷千衣沙)「ええ。」
(帰郷千衣沙)「精神を集中しているから」
(帰郷千衣沙)「行動は取れないわ。」
(帰郷千衣沙)「そこは不便。」
(阿部亮平)「俺たちの視界や聴力を使ったことがある?」
(帰郷千衣沙)「あるわ。」
(帰郷千衣沙)「あの異変の時。」
(帰郷千衣沙)「それからないわね。」
(阿部亮平)「そうなのか。」
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