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仁人side
この4泊5日のスケジュールはこんな感じだ。
1日目 郷土料理学習/沖縄の文化や風習
2日目 平和学習・美ら海水族館
3日目・4日目・5日目午前 自由行動
俺は1日目2日目は指定されたポイントに
居なければならないため
これといって楽しめる所はない。
勇斗は勇斗で
行かないとかなり駄々をこねるかと
思っていたが、
飛行機の中で子供扱いされたのが
まだ悔しいらしく、ちゃんと自立してると
俺に見せるため意気揚々と出発していた。
まぁ、そんな感じで
1日目は特にハプニングもなく
無事に終えることが出来た。
明日の2日目も頑張ろう…
<翌日>
仁人「平和学習どうだった?」
「悲惨さが伝わるものだったと思います」
「だからこそここまできちっとした
学習メインでなかなかなお話も多かった
かもしれないけど今から切り替えのため
水族館に行きます」
「ここまでは、学習として覚えておいて
旅行の部分を楽しみに行こう!」
「もちろんマナーやルールを守った上でね」
生徒達「はーい」
<美ら海水族館>
生徒達「うわぁー!!!」
「ちょー綺麗!!」
「かわいー♡」
さっきまで重苦しかった雰囲気も少しずつ
解けてきてくれて良かった。
確かに平和学習も必要不可欠なものだが
せっかくの修学旅行。
楽しんで終わって欲しい。
・・・そう、そう思ってはいるのだが…
ここ、水族館過ぎる…
俺は海洋恐怖症なんだ。
水族館なんて何が怖いの?と
よく言われるが
怖いものは怖いんだよ。
出口の見えない水に囲まれた檻。
しかも魚がいるせいで海にまた近しくなる。
1歩歩く度にライフが
すり減っていっているんだ。
みんなは楽しんでどんどん進んでいくから
寂しいし…
仁人「あぁー…(泣)怖ぃ…」
「なんでこんな建築物を作ったんだ
この世界の人間は…(泣)」
???「おい」
仁人「うぇ…?」
突然声をかけられたと思ったら
そこには先に行っていたはずの勇斗が居た。
仁人「あれっ!?」
「勇斗先に行ってなかった?」
勇斗「誰かさんが海洋恐怖症なもんでね」
「ここで水買って待ってたんだよ」
「はい」
勇斗は生ぬるい水を渡してくれた。
多分元々冷たかったはずなのに
ずっと待ってくれていたんだろう。
仁人「・・・ありがと」
「ちょっと顔見たら安心した」
勇斗「別に…」
「で、行けんの?」
仁人「え?」
勇斗「出口まで」
「1人で、出れんの?」
・・・やっぱり優しいんだよなぁ。
仁人「実はちょっと限界笑」
勇斗「なんで先に学校とか他のセンコーに
言っとかねぇんだよ…」
仁人「あはは…ごもっとも」
勇斗「・・・はい」
差し出されたのは勇斗の右手だった。
仁人「えっとぉ…これは」
勇斗「目、片方の手で隠しながら
俺と繋いどきゃいつか出れるだろ」
「さっさと出るぞ」
仁人「うん…」
ぎゅっと掴んだ手は暖かくて
何故だかとても安心できた。
そこからの時間はあっという間で、
途中手を外してしまうところもあったが
恐怖は既に無くなっていた。
仁人「あれっ?もう外?」
勇斗「だから、ビビりすぎてんだって
仁人が」
仁人「だって怖かったんだもん」
だけど、あの時間は、あの時間だけは
怖くなかった。
仁人「でも、もうちょっとだけ…
いても良かったけどなぁ…」
勇斗「は、はぁ!?」
「今なんて…」
仁人「だって!沖縄にしか無いんだよ!?」
「美ら海水族館綺麗で有名だしさぁ…」
「海洋恐怖症じゃなかったら存分に
楽しめたのに…泣」
勇斗「・・・」
仁人「ん?どうしたの勇t」
「っ痛!!!!」
「ちょ痛い痛い!!!!!」
なんでこんなに叩かれてんの!?
勇斗「期待して損したわ」
「俺走るから」
「じゃ」
仁人「えぇ!?ちょ待って!!!!」
「俺も同じところ帰るからね!?!?」
「ほんとに待って!!!!!!!」
なんであいつ帰宅部のくせに
あんな足速いんだよ!!
ドタドタドタッ!!!!!!
𝐞𝐧𝐝☕︎︎𓂃 𓅇
コメント
5件
ゆ。様、続き投稿ありがとうございます! 海洋恐怖症の仁人くんを気にして、勇斗くんがぬるい水を持ってきてくれるのが優しすぎて、 最後の勇斗くんが期待してたのも可愛すぎて😭😭
まじでゆ。様の勇斗くんと仁人くん好きすぎる😭😭 解釈一致なのに毎回予想の遥か上から殴られる🤝 まさかこんなに早く続きが読めると思ってなくて大歓喜です😭🙌
うおおおお!!仁人先生の海洋恐怖症がめちゃくちゃ可愛いし、勇斗が水買って待っててくれて手繋ぐシーンで悶絶した!!!😭💕「ちょっと顔見たら安心した」とかズルすぎるでしょ〜!最後に叩かれて「期待して損した」って逃げていく勇斗の照れ隠し、尊すぎてどうにかなるかと思ったよ!!最高の一話でした、ゆ。さん!!!次の話も待ってます🌸✨
#吉田仁人
ゆ。
3,795
#ご本人様とは一切関係ありません
ぴよたろう
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