TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

阿部ちゃんは1人で大丈夫と言うけど、誰がどう見ても心配なので最近はずっと俺の家で過ごしている。


あるオフの日、気晴らしに2人でふらっと海までドライブした。


💚「見て!ガラス石あった」

🖤「ほんとだ。まだないかな」


阿部ちゃんは拾ったガラス石を大切に持っている。俺もだいぶ探して、やっと違う色のものを見つけた。


🖤「持って帰ろう、今日の記念」

💚「うん」


帰宅して、チェストの上に置いた。



別の日には山の方へ出かけ、鳥の声を聞きながら2人で落ちている石が何に見えるかなんて言い合ってはしゃいだ。

優勝の『ザリガニみたいな石』を持ち帰った。

阿部ちゃんは石にザリガニの絵を描いて、またチェストに置いた。


星を見に出かけた日に一緒に食べた、星型ラムネの入っていた瓶。

地方ロケで散策していた時に遭遇した手作り市で見つけた、円周率コースター。

興味本位で回したガチャガチャで引いた、柴犬のフィギュア。

いっせーのーでで指さして一緒だったから即決で買った、紅茶の缶。


どんどん増えていくので、飾り棚を付けた。

阿部ちゃんは飾り棚を『思い出置き場』と呼んで、暇さえあれば眺めるようになった。


今日も勉強の手を止めて立ち上がり、眺めていたところを後ろから抱きしめて、一緒に見る。

🖤💚宝物を見つけた日

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

239

コメント

4

ユーザー

ラブラブかよっ!!!(褒めてる

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚