あれからずっと佐久間のことを考えながら遠回りで家に帰った。
家に帰ったらまた暴力タイムだ。
これがもう当たり前となってきている。こんな家普通はないだろう。
次の日になり、私が教室に入るとまた佐久間は1番に挨拶をしてきた。
なんだが今は恥ずかしくて目も見れなくなっていた。
💗『おはよ!』
「おはよう…」
下を向いて返事をしたせいか佐久間が心配そうに私の顔を覗き込んできた。
「なっ…何?!」
驚きのあまり声が漏れてしまった。
💗『いやなんかずっと下向いてるから何かあったのかな?って思ってね!』
「別になんにもないよ?/////」
私は顔が赤くなっていると思い、急いで顔を仰いだ。
まぁ佐久間はそんなこと気づかないだろうけどね…。
私はその日一日中頭の中に佐久間がいた。授業を受けている時もお弁当を食べている時も掃除の時もずっと。
でもそれが決してウザイわけではなかった。というか嬉しかった。
私はそれで確信した。私は佐久間のことが好きなんだ。
こんな恋、叶うわけないのにな…。
コメント
2件
続き待ってます!!