テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ご飯を食べ、お風呂に入り、布団に横になる。
やよいちゃん…人間関係だけじゃなく自分の体と向き合ってもいるんだな。
小学校6年生、多感な時期だもんな。
なんとなく気に掛けておこう…
目覚まし時計の音で目を覚ます。
よし、今日も頑張るぞ。
全身の筋肉痛はだんだんと楽になってきていた。体が慣れ始めたのかもしれない。
うちに帰る頃にはむきむきに…なるわけはないか。
畑仕事を済ませ、お昼を食べると昼寝をして、子供たちと遊ぶ。そんな日を送り、初めての土曜日。
明日は土曜日だからゆっくり寝てていいから、と言われたけど、朝ごはんの時間もあるだろうし、いつも通りの時間に起きた。
「あっ!兄ちゃん起きてる!」
「颯太、おはよう」
「あらあらゆっくり寝ててよかったのに」
「はい、この際、早寝早起きを習慣にしようと思いまして」
「それはいい。今日はどうすんだ?」
「え!?兄ちゃん!今日はずっと遊べるんだよね!?」
「うん。遊ぼう!ところで夏休みって宿題とかあるんじゃない?大丈夫?」
颯太の顔色が変わる。
「う?うん、だ、大丈夫…」
「そうだ、颯太、宿題はどうなってる?」
「ええっ!だって!」
「颯太、朝ごはん食べたら午前中は宿題しようか?一緒に見てるからさ」
「えー…」
余計なことを言ったかな?でも多分、颯太の性格なら夏休み後半に慌ててやることになりそうだし…まだ十分教えられる。
そしてご飯を済ますと夏休みの宿題を広げる。
「え?こんなに?」
全く手つかずだった。
「絵日記?これは…絵日記は2日だけで、あとは毎日したことを書くだけでいいのか。それから自由研究と読書感想文、とドリルが2冊…」
その気になって毎日やってればそれほどの量じゃないけど…
「まずは今日までの日記を終わらそう。明日からは毎日忘れないうちに書くんだよ。それが終わったらドリルを進めよう」
「えー!遊べなくなるじゃん!」
「逆、逆!夏休みを最後まで楽しく遊ぶためだよ」
颯太をなだめながら宿題をしていると
「颯太!遊ぼう!」
集合場所に行かなかったからか、4人が遊びに来た。
「やった!遊びに行こう!」
「だめだめ、颯太は日記、書いといて」
僕は玄関に向かう。
「みんなおはよう。颯太は宿題してるんだ。みんなは宿題大丈夫?」
それぞれ顔を見合わせ宿題?そんなのほとんど終わってる、とか多分間に合う、とか言い合う。ちゃんとやってればそうだよね。
「じゃああたしも宿題する!取ってくる!」とやよいちゃんが言うと
「そうだね、私も進める」
「じゃあうちも」
みんなで宿題をすることになった。
「みんな宿題持ってくるって」
颯太の所に戻り伝える。
「う〜…でもみんなもするならいいか…」
やっぱりみんなが遊んでるのに自分だけ宿題はいやだよね。
みんなと一緒ならいいみたいだ。
そうして午前中はそれぞれ宿題をすることになった。
思い思いに持ってきた宿題をする。
時々質問をされるので教えてあげる。
そんな感じでお昼になり、1度それぞれの家に帰って行った。
お昼ご飯を食べながら
「僕、こんなに早く宿題始めたことなかったよ」
「よかったじゃない、わからないところ教えてもらったの?」
「でもみんなほとんど聞かれませんでした。ちゃんと授業聞いてるんですね」
「あまりすることもないし、ここら辺の子達は結構勉強出来るのよ」
なるほど、そういうものか。
ほっかい広産🧂
218
570
#オリジナル
ゆいらーめん
743
コメント
4件
フォローありがとうございます!
みぅ🤍🥀です。 今回もほんわかした日常がすごく心地よかったです。 主人公が颯太くんに「夏休みを楽しむために宿題やろう」って言うところ、優しすぎます…😢 やよいちゃん、自分の体と向き合ってるんだなって描写も静かに染みました。 みんなで宿題をする流れになるのも、本当にありそうで微笑ましかったです。 次も読みたいです🌙