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私はずっと前から魔理沙が好きだった。
5年前、私達が出会った日、今とは違って私は一人で妖怪退治をしていた。人がいるって言っても、全く力にならない紫が偶に来るくらいだ。と言っても、人ではないのだけれど。
本当にそれくらいしか人と接線がなかったのだ。だがだからこそ巫女として邪魔なものが無くて一人だということで使命感に駆られてたから巫女の仕事をすべてこなすことが出来たとも言えるのだけども。
5年前、いつものように妖怪退治をしていると、私より上か同じくらいの年齢の金髪の女の子が急に現れ、その妖怪退治に首を突っ込んできた。当時のわたしにとっては少し厄介な妖怪で、ちょうど助けが欲しかったのだ。だが、そういうことではない。そんな素人が巫女の私でも少し厄介な妖怪退治の手助けなど出来るものか。そう思って彼女に注意したのだが、
「お?私は手助けなんかしようと思ってないぞ?そんな他人のために自分を犠牲にしようとすること出来るわけないじゃないか、私は一人で妖怪退治をしようと思っているんだぜ!」
と、如何にも無謀な事をしようとしているみたいで、どれだけ注意しても全く言うことを聞かなかった。どうやら彼女は自分の意志を突き通したいみたいで、自分が甘く見てることに気づけばいいと思っていた。だが、私が来たときにはもう妖怪は退治されていて、とても元気な彼女が居た。そしてまた
「博麗の巫女じゃないか!なぁ、あんたが強いって聞いて飛んできたんだぜ、弾幕ごっこでもしないか?」
と言ってきた。私はしなかった。だって、彼女は無傷だったから。私はあの妖怪、退治するのに無傷というわけにはいけない。圧倒的に私よりも強いのではないかと思った。だから、怖かったのだ。
…続くかわからないつづく…