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帰り道。
シラブ「·····」
白布くんは無言だ。
でも、
『なんでお前を遠回りしてまで送らなきゃなんねーんだよ、って思ってるでしょ』
絶対そう。
だってものすごいしかめっ面してるもん
ものすごいめんどくさそうだもんww
と予想した自分が可笑しくてフフッて笑ってたら
シラブ「·····ちげーよ」
と言われた。
『えっ違うの?』
予想外。
だいたいいつも白布くんは私の事になると
面倒くさがる、嫌がるの2択。
悲しい。
白布「·····瀬見さんの事、俺がスタメンに
なった事、どう思ってんだよ」
ああ·····そういう事か
白布くんはずっと、気にしてたんだね
私のお兄ちゃんのセッターのポジションを
自分が奪ったとかそんな事、思ってるのかな
ほんと、そんな事。
『白布くんスタメンメンバー、おめでとう!』
私は笑顔で言った。
シラブ「·····はぁ?」
白布くんはやっぱり私によくないんじゃないかと
思っていたようで、目を見開いてビックリしたように言った。
私は続けた。
『だって白布くん、今日練習見てたけど
すごかったよ!!
若利くんとの息ぴったりだね!?
トスもものすごい上手だし·····
うまく言えないけどほんとに、、かっこよかった。
だから、おめでとう』
笑顔で言った。
だって本当にそう思ってるから。
本当に、白布くんはかっこよくてバレーも上手で、白鳥沢に必要な強い選手だ!
もちろんお兄ちゃんもね!