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制服の下の余裕.

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制服の下の余裕.

1 - Ⅰ

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2025年01月27日

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赤×水
















制服の下の余裕.
















赤「こ~ら、また夜道1人で歩いてるでしょ」
















柔らかく低い声に振り向くと、近所の警察署で働く若い警察官、








大神赤が立っていた。








制服姿の彼は、まだ20代前半だというのに,








落ち着いた雰囲気とどこか余裕のある表情を見せる。
















水「赤ちゃん……、また見回り…?」






赤「そ~だよ。こんな時間に会うの、最近多いよね」






赤「何か危ない事あったらど~すんの?」
















彼は、微笑みながらも軽く眉を上げて問いかける。








彼の言葉は叱るようでもなく、どこか揶揄いの半分のような調子だ。
















水「特に危険な事無いよ~…?仕事帰りがちょっと遅くなるだけ…‼︎」
















そう答えると、彼は「なるほど」と頷いてから、








歩き出す。
















赤「じゃあ…、俺も見回りついでに家の近くまで送るね…」






水「えっ…、申し訳ないし良いよッ…?」






赤「俺の仕事だからい~の」
















赤ちゃんは軽い調子でそう言うけど 、








その言葉の奥には、確かに優しさがあるのが分かる。





















彼と出会ったのは、2年前。








夜22:30分。








新人警察官だった彼に、交差点で声を掛けられたのがきっかけだった。
















赤「こんばんは、夜遅い時間までお疲れ様です」
















その時の彼の柔らかな笑顔が印象的で、








なんだかほっとしたのを覚えている。








それからというもの、夜道で彼と会うことが増え、







軽い挨拶を交わしたり、少しだけ立ち話をするようになった。








彼の言葉や態度には余裕があって、僕よりも歳下なのに、








まるで自分が包み込まれるような感覚になる。
















水「それにしても赤ちゃんって、落ち着いてるよね~」
















歩きながらふとそう言うと、彼は少し驚いたような顔をした。
















赤「そ~かな?」






赤「良く歳上の人には、余裕ありそうって言われるけど」






水「僕もそう思うな~…」






水「何か、緊張しなさそうだよね。赤ちゃんって。」






赤「へぇ…、そう言われると、ちょっと嬉しいかも…笑」
















彼は少しだけ微笑むと、僕の顔を覗き込むようにして言った。
















赤「でも、俺も緊張してる時あるよ?」






水「え、そ~なの…?」






赤「今とか」
















そう言われて、思わず立ち止まってしまった。








彼は一歩だけ僕に近づき、笑を浮かべる。
















赤「嘘じゃないよ…。好きな人の隣居る時って、誰だって緊張するもんでしょ?」






水「……えッッ、?」
















その言葉に、頭が真っ白になる。
















赤「驚いた…?笑」






赤「言わなきゃ伝わらないな~って思ったからさ」
















彼はさらりと言うと、少しだけ表情を緩めた。
















赤「こ~いうの、ずるいよね」






赤「でも、俺としてちゃんと伝えたかったから」






水「赤ちゃん………」
















余裕そうな態度に見えて、何処か真剣なその瞳を見つめると、胸が熱くなるのを感じる。









それから彼は、いつものように僕を家まで届けてくれた。
















赤「返事、いつでも待ってるから」






水「ッッ……」






赤「ほら,そんな思い詰めた顔しないの~。可愛い顔が台無しだよ?」






水「僕の返事…、待っててくれるッ…?」






赤「うんッ…いくらでも待つよ…」






赤「だから、いつか返事、ちゃんと聞かせてね」






水「うんっ…!」






赤「ん、い~こ」











赤ちゃんは僕の頭を優しく撫でて、今まで来た道を戻って行った。











その日から彼の言葉が頭の中で何度も響いて、鳴り止まない。








彼の存在が特別なものになって行ったのは、言うまでもない。








制服の下に隠された余裕と優しさに、僕はすっかり恋をしていた。




















end.





















これって完結させた方がスッキリしそうですね…🥹










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