静まり返った病室にピッピという音だけが聞こえる。そこには酸素マスクをつけた一人の成人した男性の姿があった。
その男の名前は日向翔陽。久しぶりに実家に帰ってきた日向は、男の子を庇って車に引かれた。
日「か、影山。もう無理だ」
影「ひっ日向ぁ!なに交通事故なんかに負けてやがる!俺らはまだバレーをすんだろうが。」
日「すまねぇ影山。俺だってまだバレーをしてーよ!ただこれだけは言っとく________ありがとう相棒
ありがとうライバル」
ピーーーー
そこには静かにあの世に去った男性の姿とその死に悲しむ大勢の人たちがいた。
『あぁ、これで本当に俺の人生は終わったのか。__まだバレーしたかったなぁ』
そんな彼の願いはどこかに伝わっていたのだ。
「そんなにバレーがしたいのなら、逆行してバレーをする?」
凛とした声とともに俺は目が冷めた。
「あれ?俺死んだんじゃなかったっけ?」
「ええ、あなたは死にました。しかしここは天国です。もう一度人生をやり直すのか、天国に行くのか決める場所です。」
「そんなの、______するに決まってるじゃん!」
「では準備いたします________なくなった魂をもう一度」
ひゅるるるるるるるるるるるるるるる!どーーーん!!!!!!
「しょうよーう!朝よ起きなさい!」
懐かしい声が聞こえてくる。そう、おれはもう一度人生をやり直すことにした。少しぼろぼろになった白い天井、
土だらけのサッカーボールなどが目に入る。
日「ほんとに戻ったんだ……てかいま何歳?」
えーと、ランドセルがあって?この教材が?小五だねぇ。俺が死んだのは三十五歳だから……、うん?
日「はああああああああああああああ!?二十三年前!?」
母「うるさい!翔陽!」
なんかすんごい前に来たことはわかった。この場に月島いたら絶対茶化されてたなと思う。今日は休日だったようなので、
外へ出ることにした。もちろん行くのは烏養のじいちゃん家‼‼‼‼!もういち早くバレーがしたい、そんな気持ちで行った。
日「母さん!外に遊びに行って来る!」
母「は~い!夕方には帰ってくるのよ!」
日「うん!‼」
ああ懐かしいなぁこの道。俺はもうMSBYブラックジャッカルに入ってから一度も実家に帰っていなかった。
なぜならその帰省中に車に引かれてしまったからなのだ。日向自身後悔はしていないし、むしろ悔いのない人生だった。
最後に人の命を守って死ぬなんて怖くてできないと思っていたが、気がついたら体が勝手に動いた。
……そんな話をしてたらついたよ!あ!いたいた烏養監督!
鳥「おい、人の家に勝手に入って来てなんのようだ!空き巣か?おい!」←ちょっと喋り方わかんなぁいby主
日「ひぃぃぃぃぃ!空き巣ではないっす!そ、そのおなしゃーす‼!‼‼」
鳥「……何をだ」
日「バレーボールをです!」
鳥「その身長でか?」
日「この身長だからです!」
「!?…そうかにしても丁度いときに来たな。おい!一緒に練習しろ!」
んん?誰だ?そこには今にもサーブを打とうとしている牛島さん、牛島若利の姿があった。
日「え?…う、牛島さん!?なぜここに?」
牛「俺のことを何故知っている」
日「え?あぁ俺き、近所でして…」
牛「そうか俺は烏養さんと知り合いでな」
日「そ、そうなんですか」
え?烏養さんと知り合い?まぁじぃかぁよぉ!まあそんなことよりも!バレー!
鳥「チビ助、お前の実力を見るから牛島、お前スパイク打て。チビ助はレシーブしろ」
日「うっす!」
牛「わかりました」
それで始まった練習。実は日向、生まれ変わった後は結構のチートになっていたのだ。家は結構広く、家政婦さんがいた。勉強も、もちろんバレーも。しかし、相変わらず身長は変わらない。だから牛若のスパイクは、簡単に上げることができた。
トン、とスパイクを打つ音が聞こえる。
日「トンッ(ふおおおおおお!あんなにあった牛若のスパイクを軽々と上げられる!!!!)」
牛「!!!!!!????」
烏「!!!!!!????お、おいチビ助」
日「?なんですか?」
鳥「お前今までどこで練習してきた」
日「えっと……(どうしよう、つい乗りでレシーブしちゃった)今日が初めてです!」
鳥「はぁ?んなわけ無いだろ!」
ですよねーーーーー!いや、ほんとに転生したからか頭脳はそのままだけどまさか自分がここまでできるようになっているとは…
日「あ!でもでも友達とならレシーブ練してたし、スパイク練もしたりしてましたよ!」
牛「おい、お前のお名は何という」
日「日向翔陽っす!」
牛「そうか、翔陽と呼んでもいいか?俺のことは若利と呼べ」
日「いいっすよ!」
牛「ところで翔陽、白鳥沢に来い。お前の実力を十分に発揮するためにだ」
日「あ、あの…誘ってくださったのは嬉しいんですが、行きません!」
牛「なぜだ。痩せた土地には実はならない。ただそれだけのことだ。良い環境,人材が集まったこの場所ならお前はもっと強くなる」
あれ?これ前にもやったよな???と日向がフリーズする中、牛島はこれでもかと言うほどに延々と語っている。
日「すみません牛島さん。俺は行きたいとこがあります。その為にここにはいれません。牛島さんが言っている事は的を得ている事かも知れないけど、俺には俺の強くなる方法があります。俺はコンクリートで成長します!コンクリート出身日向翔陽!」
牛「そうか。なら俺は俺の道を、お前はお前の道を歩もう。強者であればどこかでいつかは出会うはずだ。その時はお前をひれ伏せさせる」
日向「はい!」
その後もなんか牛島さんは、
「翔陽、白鳥沢へ来い」とか、「ここに名前を書け」とか言って推薦用紙に隠して名前を書こうとしたりと、大変だった。
でも、なんとか振り払ってある学校に受験する。
そして、春。俺は晴れて中学1年生になった。俺が入学した学校、それは…‥‥
北川第一だ。
すみません。投稿全然してなくて…しかも新しいのばっか書いてますよね…申し訳ございません!
次は魔法使いの方投稿しますから!!!!フォローありがとうございます!!
これからもどうぞよろしくおねがいします。m(_ _)m
コメント
3件
もうやばすぎるめっちゃ続きが気になる
んっ?!なぜ、、!!!( ゚д゚)ハッ!!!!飛雄だァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!