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『悪ガキの「解答」』

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『悪ガキの「解答」』

1 - 『浅はかなる俺のアイデア』

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2025年10月06日

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これは宿題をしている時だった。


「あー、宿題だりーなー」


俺、山田コウスケは、中学2年生。今ちょうど国語の宿題をやっている途中だ。


「……あの手、使っちゃうか⁉︎」


あの手』とは、簡単に言えば答えを写すこと。

今年の国語の担当教師は、自己採点体験のために、回答用紙を同時に配っていた。つまり、自分で問題を解かなくても、写すだけで埋められるのだ。


でも、誰だって思いつくこの手を、実際にやる奴は少ない。全問正解で提出したら、不正がバレバレだからだ。


だが俺は違う。

俺の秘策は、「わざと不正解を混ぜる」こと。


簡単な漢字問題は丸写しで構わない。問題は、最後の方のややこしい問題──30字程度でまとめよとか、作者の気持ちを〜とかいう問題だ。


ここにあえて“惜しい間違い”を書き込むことで、まるで真面目に取り組んだかのような提出物が完成する。


重要なのは、敢えて間違えること。正解は知っている。だから、似ているけど微妙にずれた解答を書く必要がある。


俺は問題文と向き合い、フェイクな文章をひねり出す。


考える。考える。

考え──思いつかない!


完璧なアイデアはあるのに、それを形にする頭脳が俺にはなかった。



そして迎えた提出日。


国語教師

「はーい、山田くんオッケー。次の人〜」


俺は結局……



普通に問題を解き、

普通に答え合わせをし、

普通に宿題を提出したのだった。

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