注意
この小説は、主のOCがいろいろするものになっています。
苦手な方は読むのをご遠慮ください。
それから、聞き飽きたプロローグは終わり。初めての方は第1話から。
一章 体編変成
12話「狐男の訪問」
「ただいまー」
「おかえりー…って九さん!?」
「よう鬼魔。また成長したんじゃないか?」
「九さん…すー…」
「はっや」
ははは…鬼魔昔から緋のこと好きだからなぁ…お父さんみたいで…
まあ多分緋は今日からここに住むから…ってか住まわせるからいいか。
「じゃあ今日からここに住むからよろしく」
ほーらな、言うまでもなかった。
「おーい起きろ鬼魔ー」
そう言って鬼魔を起こす緋。
「どうしたの?いつもなら甘やかして寝かせたままなのに…」
「それは今からわかるさ」
そして白狐は、こちらに向かって何かを放つ。
「は……ちか…ら…が…
……………」
「碧を人形にした。戻してほしくば僕に勝て」
「え!?」
「なぁに。ちょっとした腕試しさ」
「…」
「返事がない…本当に人形にされたのか…」
「…。…」
っく、どうするべきか…
このまま九さんの魔力切れを待つか…?
いや、これは固有能力だからジリ貧だ。固有能力には限界がない。
「どうした?勝ってみろよ」
「…『赤血壁』!」
『赤血壁』はただの血の壁…流石にこれでは勝てない。だが時間稼ぎにはなる。
「ふっ!」
「甘い!」
「っ!?…うあっ………………」
「五月雨ちゃん!?」
「………。」
やばい…体が動かない…!!
どうか…動いてくれ私の体…!!
「このままじゃ全滅だ…鬼魅」
「それでもやる!『紅の雨』!!」
「こんな乱射…当たっても痛くねぇよ」
「うっ!?……くぅ……………」
「鬼魅…!」
「……………。」
どうすればいいんだ…!
私一人じゃ勝ちようがない…!!
「チェックメイト」
「!!」
私は目を瞑った。
しかし、次に目を開けたときには、信じられない光景が映っていた。
「くっ…!碧…!」
「あ…お…。」
「…鬼ですらこの速度で人形化が進むのか…やっぱり恐ろしいなぁ…白狐の能力は」
「………。」
ったく…なんですぐこーいうことするかなぁ白狐は…
「ひどい時は家壊れるんだからやめてくれないかな…」
「いやさ…腕が鈍ってないかって思うじゃん?だからこうしたんだって」
「じゃあもうやんなよ…」
「はあーい…」
よし後は…っと。
「五月雨…無表情で可愛い…」
「…。」
(…聞いてますけど?こっちはしっかりと意識あるんですけど?)
「まあ、この声も向こうにはしっかり届いてるみたいだし…」
「…///」
「…ところで鬼魔…お前別にかかったわけじゃないんだろ?」
「…なんでわかるん?」
…そりゃわかるよ…人形化の特徴は今まで何回も見たことあるし。
「う…あ…」
「お、おかえり五月雨」
「…っ…あぁ…」
お、鬼魅も起きたみたいだ。
それじゃあ本題と行きますかね…
「緋、お前ただでは住まわせないぞ
それ相応の情報を出してもらおうか」
「ああ。体編変症のことか。いいぜ」
こいつは体編変症に関しての知識が多少入っている。
なぜなら体編変症は…こいつが発見した病気だからだ。
「治す方法はない…」
「!?」
「最後まで聞けよ?
…自分を治療する方法はないが、元凶は知っている。
元凶は…」
「…まさか…あいつが…?」
「ああ。
…元凶は紛れもなく、『導』だ。」
『導』…うp主、しょこらの次元と並ぶ三大次元の創造主。
昔から周りと親しく、温厚な性格として有名だった。
まあ、物語の裏切り系裏ボスと考えれば不自然じゃないけど。
「…本当なんだな?」
「本当だよ」
「…私とあいつとは別に関係はないから…
地獄に送って反省させてやる」
「じゃぁ…」
「ああ。『導』は私が殺す」
終
コメント
1件
君スクラッチとテラー行き来してるんか、