紫side
俺の太ももの上で気持ちよさそうに寝てる橙くんを見る。…前はこんな穏やかな顔してたってかなぁ…。まぁ、橙くんが安心して寝れるならいいか。
ガチャ
桃「お、やっと橙寝たか。」
紫「うん。でも意外と寝つきよかったよ、?」
桃「紫ーくんのとこが心地いいんだろ、笑」
トサッと橙くんを起こさないように桃くんが座る。
桃「ほんとにいい顔して寝てんなぁ、笑」
そう言いながら桃くんは橙くんの頭を優しく撫でる。
桃「…さっき、橙がつれてきたやつ見てきた。」
そんな行動とは裏腹に真剣な顔つきをしながら話す。
紫「そう、どんな感じ?」
桃「連れてきたとき見てないからな〜、なんも言えねぇや、笑 でも穏やかな顔してたぞ。」
紫「そっか、それはよかった、笑 マフィアに入りそう、?」
桃「…いや、ちょっと厳しいかもな、」
紫「、?」
桃「体つきがあまり良くないんだよ。」
橙「…あの子、病弱そうやもんな、」
桃、紫「うわっ…!」
橙「…そんな驚かんでや。」
橙くんが少し俺たちを引いた目で起き上がる。
桃「まだちょっとしか経ってねぇぞ、?」
橙「もう十分やわ。あの子はどないしとったん、?」
桃「部屋入ったら泣いててさ、最初青が泣かしたと思ってたんだけど、青が優しい言葉をかけたら泣いたんだってさ、」
橙「そうか…、一応暴力はされてへんみたいやけどな、外に放置しとったから虐待には変わりないんよな、」
紫「暴力はされてないんだ。」
橙「おん。一日中見とったけど、なんも悪夢とか見てないような感じやわ。魘されてへんし、」
桃「そういえばなんて言うんだ?名前、」
橙「あ、それは聞いてへんわ。辛そうやったし、声も出しづらそうやったから。」
橙くんは声のことで悩んでいたから、そういう気持ちは痛いほど分かってしまうんだろう。
紫「そっか、」
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