テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#ロマンスファンタジー
花月夜れん
407
2,999
月城 蓮桜音
4,980
にこ
75
登場人物
(狩野咲 せつな) (影渡 きく) (辻 境介)
辻に案内され、3人は所内で1番大きな桜の前に立った
根元には桜の花びらがつもり、分厚い桃色の床ができていた
きく「はぁーいつ見ても大きな木ですよね。何年ものなんですか?これって」
せつな「綺麗だねー、でもやっぱり色が濃いよね、ピンクっていうより赤色だよ」
せつなは、地面に広がる花びらを手にとり、バサぁっと上に広げて笑った
境介「この桜は血桜だからな。色が違って当然だろう」
境介は、せつなの頭の花びらを取り、当然のように話した
きく「先輩、当たり前のように妖怪の名前を出すのはどうかと思いますよ?」
きくもせつなの頭を撫でながら呆れたように桜を見た
きく「本物なら斬れば、血のような液体が出るはずです」
せつな「切ってみよー!」
笑顔で包丁を取り出すと、サクッと切れ込みを入れた
境介「容赦がないな、その勢いは良いぞ。」
せつなときくは、境介の笑い声を背に切れ込みをじっと見た
切れ込みから、ポタ⋯ポタと赤い液体が滴り落ちた
きく「ゲッ!本物⋯ウワァ」
きくは、眉間にシワを寄せて顔を歪めた。
せつな「わぁ、凄いねぇ。この木は本物なんだねー」
きくは、顔色悪くして境介を見た
きく「趣味が悪すぎですねぇ⋯いや綺麗なんですけど。所長が掻っ攫って来た感じですか?」
境介「それ以外に、何があるか?」
境介の応えに、きくは大きなため息をついた
境介は全て分かっているように、二人の反応を見て笑った。
せつな「ねぇねぇ辻先輩、これってさ下には何があるの?」
せつなの目が、異様なほど輝く。
包丁をザスっと地面に突き立て、そのまま桜を見上げた。
せつな「伝承だと、下には蛇が埋まってるそうだけど。先輩言ったもんね「ここの桜は普通じゃないって」そういう事だよね?」
せつなの視線は桜から離れない
境介「見たいか?」
きく「ここまで来て、見せないのもおかしいと思いますけど?」
せつな「見たーい!」
コメント
2件
どこから包丁を出したのか…まさか四六時中常備してる!?