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旅行二日目の午後。
温泉を満喫したみんなは、旅館の近くをのんびり散策していた。
らぴす「景色きれー!」
莉犬「ね!」
てると「あっ、お花がいっぱい!」
やなと「写真撮ろう!」
はりま「らぴす君、こっち向いて!」
パシャッ。
らぴすは少し照れながら笑顔を向ける。
らぴす「えへへ……。」
みかさ「可愛い写真撮れた!」
ロゼ「あとで現像したいね。」
らいと「思い出になるっちゃね。」
メルト「らぴす、疲れてない?」
らぴす「うん、大丈夫!」
心音「無理だけはするな。」
らぴす「分かってる!」
その時だった。
ポツ……。
らぴす「あれ?」
空から小さな雨粒が落ちてきた。
ポツ、ポツ、ポツ……。
やなと「雨?」
てると「さっきまで晴れてたのに‥.」
あっという間に雨脚が強くなる。
ザーッ
莉犬「結構降ってきた!」
はりま「急ごう!」
すると心音はすぐにバッグを開き、折りたたみ傘を取り出した。
心音「らぴす。」
ぱっと傘を広げる。
ロゼも。
らいとも。
メルトも。
「らぴす、こっち。」
四人が自然にらぴすを囲む。
らぴす「えっ!?僕は大丈夫だよ!」
心音「大丈夫じゃない。」
ロゼ「風邪ひいたら大変。」
らいと「濡れないようにしとかんと。」
メルト「みんなで入れば平気。」
みかさは自分の上着をそっとらぴすの肩に掛けた。
みかさ「寒くない?」
らぴす「みかにぃ……。」
その様子を見たいつメンも駆け寄る。
莉犬「らぴぴ、こっちも入れるよ!」
てると「タオルある!」
やなと「荷物持つ!」
はりま「手、滑らないようにね。」
まぜ太「足元見て歩け。」
らぴすはみんなに囲まれていた。
らぴす「みんな……。」
心音「行くぞ。」
全員は近くの東屋までゆっくり歩いていく。
東屋に着くと、雨宿りをすることにした。
ザーッ……
屋根をたたく雨の音だけが響く。
らぴす「すごい雨……。」
莉犬「びっくりしたね。」
てると「でもみんな濡れなくてよかった!」
やなと「らぴす君もほとんど濡れてない!」
はりま「よかったぁ。」
まぜ太「対策してて正解だった。」
心音はタオルでらぴすの髪を優しく拭く。
らぴす「しおにぃ、自分も拭いてよ、」
心音「俺は後でいい。」
らぴす「だめ!」
ロゼは笑いながら心音にタオルを渡す。
ロゼ「らぴちゃんの言う通り。」
らいと「しおにぃも風邪をひくよ。」
メルト「ちゃんと自分も大事にしないと。」
みかさ「らぴすが心配してるよ、」
心音「……分かった。」
らぴすは安心したように笑った。
らぴす「ならいいよ、」
その笑顔を見て、莉犬がぽつりとつぶやく。
莉犬「らぴぴって、自分よりみんなのこと心配するよね。」
てると「優しいもん。」
やなと「だからみんな大好きなんだよ。」
はりま「うん!」
まぜ太「その優しさが無理につながらないように、俺たちが見てればいい。」
心音「そうだね。」
雨は少しずつ弱くなっていった。
やがて雲の切れ間から、柔らかな光が差し込む。
みかさ「あっ!」
らぴす「どうしたの?」
みかさ「見て!」
みんなが空を見上げる。
そこには、大きな虹がかかっていた。
莉犬「虹だ!」
てると「すごーい!」
やなと「きれい!」
はりま「写真撮ろう!」
まぜ太「今しかない。」
らぴすは虹を見つめながら、小さく笑う。
らぴす「今日は雨も降ったけど……。」
心音「うん。」
らぴす「みんなと一緒だから、全部楽しいよ。」
心音は優しく頭を撫でた。
心音「その言葉が聞けてよかった。」
みんなは虹を背景に、もう一枚記念写真を撮った。
その写真もまた、大切な宝物になるのだった。
――続く。
第19話予告
「旅行最後の夜」
旅行もいよいよ最後の夜。
眠る前、らぴすが兄たちといつメンへ「ずっと伝えたかった気持ち」を話し始
める――。
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コメント
2件
続き楽しみ𐔌՞⁔•͈ ·̫ •͈⁔՞𐦯⋆꙳
雨宿りの東屋で、みんながらぴす君を自然に囲んで守るのがすごく素敵でした。「しおにぃも自分を大事にして」ってらぴす君が言うところ、ぐっときましたね。雨上がりの虹と「みんなと一緒だから全部楽しい」という言葉が、旅行の宝物みたいで温かい気持ちになりました。心音さんの頭ポンポンも優しくて、いいエピソードでした☺️