テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
俺は朝、起き上がれなかった。
体が暑くて、しんどくてたまらない。
たちばなにパンをあげなきゃなのに。
「学校は休みね、」
「いやだっ、がっこぉいくのっ、」
何度も説得したが、帰ってくるのはnoの返事だけ。
たちばなが悲しんじゃう。
家から抜け出して家にあったおにぎりを渡しに行こう。
そう決意して重い体を持ち上げた。
「ふりかけも、もっていこう、」
「のりも、いるかな、」
あれもこれもと沢山の具材を保冷バッグに詰め、おにぎりを持っていった。
「けほっ、げほっ、」
揺れる体を必死に起こしながら、あの神社へ向かう。
「つい、た、」
そこで俺の視界は暗転した。
次に視界に映ったのはたちばなの寝顔だった。
太陽が眩しくて、でもその顔だけは確かにはっきり見えた。
起き上がると、しんどさや体の熱は無くなっていた。
「たちばな、」
そう声をかけるとたちばなはゆっくりと目を開けた。
「ん、なぁに?にっしー、」
「ごめん、ごめんっ、」
何故か謝っていた。自分でもよく分からない。
「おにぎり美味しかったなぁ、また食べたい」
「へ、?」
「あ、ごめんね食べ尽くしちゃった」
「食べ過ぎでしょ、笑」
どうやら2人分でおなかいっぱいになる量を一人で食べ尽くしたようだ。
「お詫びに、これあげる!」
そう言うたちばなの手には焼き魚?のようなものとツツジの花が乗せられていた。
「さかな、?と花、?」
「そう!魚は生はダメって言ってたから焼いて、ツツジの花はね吸うと甘いんだよ!」
「そうなんだ、」
「……たべていい、?」
「いいよ!」
恐る恐る口へ焼き魚を運ぶと、以外に美味しかった。
ツツジの花も甘くて美味しかった。
「おいしい、 」
「そう?よかった!」
「今度ツツジの花一緒に探そうよ!」
「え?いいの?」
「うん!ふたりで探した方が早いし!」
「わかった、約束ね」
「うん!」
互いの小指を交えて指切りをして約束をした。
「あ、あとにっしー、おにぎり美味しかったからもっとほしいなぁー、なんて」
「、笑いいよ」
「ほんと!?ありがとう!」
たちばなはおにぎりがとても気に入ったようだ。
苦労して来たかいがあった。
「……そういえば、おれ、熱じゃなかったっけ、」
「んー?気のせいじゃない?」
「いやでも、朝確かにしんどくて、」
「そんなこと置いといて遊ぼう?」
「う、うん、」
何故か妙な圧をたちばなから感じた。
まるでこれ以上その話をするなと言っているようだった。
何故俺の熱が治ったのか。
何故たちばなはその話を遮り圧をかけたのか。
疑問でしかなかった。
でも、これ以上この話をすると
まるでたちばなに呪い殺されそうなのでやめておいた。
お友達ください
#stpr全員集合
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!