初めてのノベルです。
全部、片思いだった。
です。
登場人物
鈴木 莉亜(すずき りあ)|高校1年女子
呼ばれ方
女子 →「莉亜ちゃん」
男子 →「莉亜」(呼び捨て)
立ち位置:クラスの女子の中心的存在。明るくて親しみやすい。
性格:陽キャ・優しい・空気を読みすぎて天然気味。男子との距離感に敏感。
見た目:肩くらいのセミロング。ハーフアップやピンでアレンジ。制服はきっちり。
話し方:基本タメ口。テンション上がると早口・語尾伸びがち。
得意:歌・楽器(ギター/キーボード)・料理・物語作り
苦手:敬語・リアル恋愛の対応・虫・嘘をつくこと
特徴:物語ノートを常に持ち歩いて創作している。
秘密:実は下ネタ好きで、仲のいい男子にしか言わない。
平林 斗亜(ひらばやし とあ)|高校2年男子
呼ばれ方
2年男子 → 「斗亜」
1年男女 → 「斗亜先輩」
立ち位置:クラスのしっかり者。面倒見が良いが、たまにやらかすこともある。
性格:陽キャなのにツンデレ。女子と話すのが苦手で、口調が荒くなることがある。
見た目:制服はきっちり着ることが多く、着崩しているとレア。マッシュヘアー。
話し方:基本タメ口。
得意:運動全般・社会科目。
苦手:女子との会話・感情表現。
小林 燈稀(こばやし とうき)|高校2年男子
呼ばれ方
2年男子 → 「燈稀」
1年男女 → 「燈稀先輩」
立ち位置:斗亜の正反対タイプ。目立ちたがり屋だけど、しっかり者ではない。
性格:典型的な陽キャ。下ネタも好きだが男女問わず友達が多い。
見た目:制服はいつも第1ボタンを開けている。ショートカット。
話し方:基本タメ口。
得意:運動全般。
苦手:勉強(特に算数)。
菊池 新(きくち あらた)|高校1年男子
呼ばれ方
男子 →「新」
女子 →「新くん」
立ち位置:優しく元気な陽キャ。男子グループの一員。
性格:軽いノリと下ネタ好き。仲間思い。
見た目:ショートヘア。制服きちんと着る。
話し方:気さくなタメ口。
得意:サッカー
苦手:勉強
特徴:莉亜の物語ノートの秘密を唯一知っている男子。
中島 湊斗(なかじま みなと)|高校1年男子
呼ばれ方
男子 →「湊斗」
女子 →「湊斗くん」
立ち位置:下ネタ好きな陽キャ。盛り上げ役。
性格:明るくてノリが良い。軽めの下ネタを日常に混ぜる。
見た目:ショートヘア。制服はラフに着こなす。
話し方:基本タメ口。
得意:ドッジボール・サッカー・野球
苦手:裁縫・文字入力などのデジタル操作
特徴:テンションが高く、空気を盛り上げるのが得意。
楢本 尚永(ならもと しょうえい)|高校1年男子
呼ばれ方
男子 →「尚永」
女子 →「尚永くん」
立ち位置:陽キャ&マイペース。自由人。
性格:明るくて自由。下ネタも言うけど、根は真面目。
見た目:サラサラショート。制服は少し着崩してる。
話し方:タメ口。
得意:サッカー・ドッジボール・リフティング
苦手:勉強
特徴:授業中に寝たり、行動が予測できない系男子。
ちょっと長かったね笑
じゃあスタート!
第1話:放課後、君が笑うから
視点:中島 湊斗(なかじま・みなと)
チャイムが鳴ると、教室の空気がゆるむ。
尚永は授業中ずっと目を閉じてて、まるで寝ていたみたいだった。
「は〜〜、今日もやっと終わった〜〜!」
「お前、一回も起きてなかっただろ。」
「いや、目は閉じてただけで脳は起きてた。」
「いや、それ寝てるって言うんだよ。」
俺と尚永と新の3人は笑いながら廊下に出る。
他のクラスのやつらも流れてきて、放課後のにぎやかな空気に包まれる。
「湊斗くん!」
廊下の向こうから莉亜の声が聞こえた。
制服のリボンはきっちり結ばれていて、髪はいつものハーフアップ。
彼女はにっこり笑いながら手を振っている。
「おっ、莉亜!」
「何?湊斗くん、また課題忘れたんじゃない?」
「違うって!ちゃんとやったよ!」
「そう?奇跡だね。」
「ひどいな、俺だってやる時はやるんだ!」
莉亜が笑うと、自然とこっちも笑顔になる。
こういう瞬間が、なんだか好きだった。
「莉亜!」
その時、斗亜先輩の声が後ろから聞こえた。
莉亜が振り返ると、斗亜先輩は少し声のトーンを落として近づいてきた。
「…これ、さっき渡しそびれてたプリント。」
「ありがとう、助かる。」
莉亜は笑顔で受け取り、斗亜先輩は目をそらしながら「ああ」とだけ返事した。
(なんで斗亜先輩、俺にはあんな態度なんだろう。)
心の中で疑問が渦巻いたけど、それはすぐにかき消された。
「よ、新、今日はゲーセン行く?」
尚永が新の肩に手をかけて聞いた。
「いいね、久しぶりにメダルぶん回すか。」
「湊斗も来るよな?」
「もちろん!」
みんなで歩き出すと、振り返った時に莉亜がまだ斗亜先輩と話しているのが見えた。
(ま、別にいいけど。)
そう思いながらも、どこか胸の奥がざわついているのに気づいた。
それが「嫉妬」ってやつだと気づくのは、まだ先のことだった。
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