狂おしい愛
『この話には監禁、暴力、無理やり、犯罪行為など色々な要素が含まれます。
彰人が女性です。
死ネタですがHappyENDの死ネタです。』
これらが大丈夫な方は読んでください。
基本設定
東雲彰人(しののめ あきと)
女性
20歳
青柳冬弥(あおやぎ とうや)
男性
20歳
スタート⬇
俺は東雲彰人、俺とか言ってるけど本当は女。
何年か前に俺は誘拐されて何年も同じ部屋にいる。
毎日シャツ1枚に短パンで過ごしていて正方形で、真っ白で、家具もほとんど置いてない部屋に居る。
そんな俺の話。
🥞「(暇だしテレビでもつけるか…)」
ピッ………
アナウンサー「今流行っている流行語大賞発表のお時間です〜!」
アナウンサー「まず、色んな方に質問してみました!」
🥞「(流行語か……知らねぇな、そんなの。)」
🥞「(タピオカ…美味しいのかな、タピるって言うのか…。)」
🥞「(てぃっくとっく、?何それ…)」
ガチャ…
☕「彰人、何見てるんだ?」
🥞「…ティックトックって知ってるか?」
☕「TikTok?あぁ、動画サイトだな。」
🥞「…へー、面白いの?」
☕「…彰人は知らなくていいぞ。」
🥞「ふーん、」
☕「テレビを見ていたのか。」
🥞「流行語大賞ってやつ。知らない言葉ばっかりだ。」
🥞「あ、タピるって意味わかるか?」
☕「タピる……?」
🥞「なんかタピオカ?っていう飲み物を飲むことをタピるって言うんだぜ。」
☕「なるほど…初めて聞いたな。でも彰人には関係ない。」
🥞「……うん、そーだな。」
☕「かわいい。」
🥞「……//」
☕「ふふ、照れているのか?」
🥞「…//」
なんだかんだ言って、嫌いじゃない。
外に出た事は無い。
部屋から出て風呂やトイレならあるがしばらくは外に出れないんだな、と思うと前の生活が懐かしく思えてくる。
でも、外は怖いんだって。
すぐ犯罪が起きるし、怖い大人ばっかりだって。
でも、でてみたいなぁ、
🥞「冬弥、お願いがある、」
☕「ん?どうした?」
冬弥は俺の髪の毛を耳に掛け頬にキスをしてきた。
🥞「……//……外に、出て見たい、」
☕「…は?」
🥞「あの、冬弥とデートしたい、お外で、タピる?ってのやってみたい。」
☕「……ダメだ。外は物騒なことばっかりだ。」
そしてまた誤魔化されるように頭を撫でられる。
🥞「……、」
☕「彰人が酷い目にあったら嫌なんだ。」
🥞「そしたら冬弥が守ってくれないの?」
☕「…守るけど、いつ何をされるかなんて分からない。」
🥞「…そっか、いつかデートしたいね、」
☕「あぁ。」
そして彼は申し訳なさそうな顔をして唇にキスをした。
🥞「……ん、?冬弥どうした?」
☕「すまない、シたい。」
🥞「…今気分じゃない。」
☕「外に出れないこと根に持ってるのか?」
🥞「別に、ただ単に今は気分じゃないの。」
☕「…そうか、じゃあ俺も彰人の言うことを聞かない。」
🥞「…へ、?」
☕「これでいいだろう?彰人は俺のして欲しいこと聞いてくれないんだから俺も彰人の言うことを聞かない。」
🥞「…なんで、」
☕「いい。他の女とシてくる。」
🥞「……は、?」
☕「じゃあな。」
🥞「待って、行かないで…」
パタン……
俺以外の女なんて考えんなよ、…
5時間後……
扉の前
🥞「なぁ冬弥…許して、……」
……
🥞「許してよぉ…冬弥…」
……
🥞「お腹すいたよ、…ねぇ、とーや、」
……
🥞「お願い聞くから、…無視しないで、」
……
🥞「……俺以外の女とシて、気持ちよかったくせに、俺なんて要らないんだ、」
🥞「どうせ俺なんてただの道具なんでしょ、いらなくなったら捨てちゃうんでしょ、」
🥞「……そんなの、…イヤだよ、泣」
……
🥞「……ん、……ん、」
ぐ〜〜
🥞「(腹減ったな、…昨日から食べてない、)」
🥞「(冬弥が前くれた…お菓子、飴美味しいかな、)」
🥞「(…なんにも、味しないや。あんなこと言わなきゃ良かった、冬弥に付き合ってシてあげれば良かった、)」
🥞「(デート…したかっただけなのに、逃げるつもりもない。ただ、ただ冬弥と昔みたいにデートしたかっただけなのに、)」
🥞「…もう疲れた、……ボソッ…泣」
コンコン……
🥞「(誰、冬弥?…冬弥が、新しい女でも連れてきたのかな、嫌だよ、見たくない、)」
「彰人、扉開けるぞ。」
🥞「嫌だ!来ないで!入ってこないで!」
「……っ、」
🥞「新しい女なんて見たくない!俺はただの道具でブスでデブで出来損ないでなんにも才能のない死んでないだけの使えない人間なの!そんなの分かってるよ、」
🥞「だけど、他の女なんて見たくない、そんなんなら入ってこないで!そのままご飯も食べずに飢え死にした方がいいんだ!俺なんて死んじゃえばいい!」
ガチャ……
☕「彰人……」
🥞「こっち来ないで!見たくない!」
パシッ……
☕「ッ……」
🥞「捨てないで、……泣」
☕「彰人……、1人にしてすまなかった、」
🥞「…………………泣」
☕「顔を上げてくれないか?」
🥞「嫌だ嫌だ、他の女なんて見たくない!」
☕「他の女なんて居ない。彰人と俺しか居ない。」
🥞「他の女で汚れた冬弥も、見たくない、俺で童貞捨てたくせに、…泣」
☕「他の女となんてシていない。彰人だけだ。あんな事言ってすまなかった。他の女で満足できるような男じゃない。彰人だけだ。」
🥞「……本当に、?」
☕「あぁ、本当だ。」
パッとゆっくり顔を上げると本当に冬弥しかいなくて他の女の姿は見当たらなかった。
🥞「俺が、冬弥に嫌なこと言っちゃったからッ……誘ってくれたのに、俺がいじけたからッ……泣」
☕「泣かないでくれ。顔がぐしょぐしょになってしまうぞ。」
そう言って服の袖で涙を拭いてくれるが俺は涙が止まらず話を続けた。
🥞「俺ッ……俺、冬弥が他の奴とスるくらいだったら死んでいいの!俺下手だしすぐイッちゃう雑魚だしッ……冬弥気持ちよくできてないのかなって思ったらっ、捨てられてもおかしくないなって思ってッ……泣」
☕「下手じゃない。彰人は上手だ。すぐイッちゃうのも気持ちいって思ってくれているんだなって興奮するし、彰人との行為に不満なんて感じた事ないんだ。だから捨てるわけないだろう?」
🥞「……とーや……泣」
☕「すまない、たくさん怖い思いをさせたな、今日はずっと隣に居るから。な?」
🥞「……お腹すいた、…泣」
☕「ご飯作ってくるから待っててくれるか?」
🥞「コクン」
☕「お利口だな。」
そう言い頭をわしゃわしゃ撫でて立ち上がり扉の向こうに行ってしまった。
とある日の事。
俺は脱出を試みた。
何故かと言うとここの生活に飽きたのと、脱出したら冬弥が焦ってもっと俺を大切にしてくれると思ったから。俺の耳のピアスにはGPSが埋め込まれている。だから逃げたって無駄ってこと。
バカバカしいかもしれないけど俺は真剣だ。
やるしかない。
まず、この部屋のソファの下には冬弥が隠した扉の鍵がある。
気づいてないと思っていたら大間違い。結構前から知ってる。
けどこういう時のために言わなかった。
俺の記憶が正しければこのドアを出てハシゴを登ると家の中に出てそのまま外に出るとマンションの廊下に出る、そしてそのまま外へ脱出。
ちゃんと頭の中で整理して準備は完璧。
きっと、また俺を見つめ直してくれるに違いない。
そして鍵を刺してドアを開ける。
すると記憶通りハシゴがあった。
ハシゴを登ると部屋に繋がった。きっとここは冬弥の自室だろう。パソコンや服が置いてある。
またドアに手をかけて進むとリビングに出てそのまま玄関へ走った。
そのまま玄関のドアを開けてマンションの廊下に出た。
久しぶりの外の空気。
とても、吸いやすい。
いや、こんなことをしている場合じゃない。
とりあえず外に……!
何とか外に出れたがこのマンションの1階に住んでおりその地下室を俺の監禁部屋へと使っていたみたいだ。
とりあえず金もねぇし何も持ってないけど歩いてみることにした。
これがタピオカ……美味そう。
ん?わたあめ?また流行ってるのか?
アサイーボウル?なんだそれ。
俺の知らない世界が広がってた。
テレビとは比べ物にならない、キラキラした世界が見えた。
通行人「あの、大丈夫ですか、?」
🥞「へ、?」
通行人「シャツ1枚に短パンだなんて…寒いでしょう?」
🥞「…えっと、」
通行人「スマホもお金も何も持ってないの?」
🥞「は、はい、。」
通行人「ちょっと可哀想だから少しだけど力になりたいわ。お金、1000円だけだけど好きな様に使ってちょうだい。」
🥞「いいんですか、?」
通行人「いいのよぉ。ほら、このジャケットも着ておいて。暖かいでしょう?」
🥞「…あったかい、」
通行人「なんでこんな格好でここにいるかは分からないけど、色々頑張ってね。」
🥞「ありがとうございます。」
通行人「じゃあまた会えるといいわね。またね。」
🥞「あ、はい!ありがとうございます!」
街の人はとても優しい。
玄関に置いてあった冬弥の少しでかい靴にシャツ1枚に短パンで居ればそりゃ心配になるだろう。
とりあえず貰った1000円で何か買ってみようかな。
タピオカ?いちご飴?どれも美味しそう、どうしようかな。
?「お姉さんすみませーん!」
🥞「ん?」
?「すみません!今暇ですか?!」
🥞「まぁ、暇……です。」
?「あの!ネイルしてくれませんか!」
🥞「ネイル?」
?「私あそこでお店やってて……赤字で、潰れそうで……良かったら500円でいいのでネイルしてくれませんか?!」
🥞「へ、そうなんですか、。いいですよ。」
お姉さん「ありがとうございます!行きましょう!」
🥞「あ、はい!」
お姉さん「何色がいいですか?」
🥞「んー、じゃあ青とオレンジで。」
お姉さん「じゃあ手をここに乗せてもらっていいですか?」
🥞「あー、……っと、爪……ずっと切ってなくて、噛んだりして汚いですが、」
お姉さん「大丈夫ですよ!こちらの機械で綺麗にしてから塗るので!安心してください!」
🥞「…ありがとうございます!」
お姉さん「こんな感じでどうでしょうか?」
🥞「わ!かわいい!」
お姉さん「よかったです!それに本当にありがとうございます!良かったらお友達にも紹介してあげてください!」
🥞「…はい!ありがとうございます!あ、1000円しかないけど…」
お姉さん「あ!ありがとうございます!500円のお返しです。…後ろって彼氏さんですか?」
🥞「へ?」
後ろを振り返ると店の前でこちらを見ている冬弥が居た。
その瞬間身体中が恐怖で痺れた感覚がした。
🥞「……はい、彼氏です。すみません、待たせてるので…」
お姉さん「いえ!次のご来店をお待ちしております!」
ぺこりとお辞儀をしてから扉を開けると冬弥がこちらを睨んでこう言った。
☕「楽しかったか?」
🥞「っ……」
☕「爪を塗ったのか。見せてくれるか?」
🥞「……はい、」
爪を見せると冬弥はふっ、と笑ってかわいい。と小声で褒めてきた。
☕「なんで青とオレンジにしたんだ?」
🥞「……冬弥と、俺……」
☕「ふふ、嬉しいな。」
☕「じゃあ戻ろうか。」
🥞「どこに、?」
☕「家。躾直しだ。」
🥞「ビクッ」
☕「悪い犬は躾直さないと。彰人、覚悟しておけ。」
🥞「……嫌だ、…怖いよ、冬弥…」
☕「何にも怖くない。躾をするだけだ。俺と一緒に頑張ろうな。」
🥞「……泣」
下を向いたままついて行くしかなかった。
俺が望んだのってこういうこと…なんだよね?
行ってきた道を戻りいつもの監禁部屋へ閉じ込められた。
🥞「……ごめんなさい、痛い事は嫌だ、…俺が悪かった、」
☕「当たり前だろう?彰人が逃げたのが悪いんだ。だから、躾ないと。」
🥞「嫌だ、…冬弥ごめんなさい、ごめんなさい……」
☕「じゃあその爪を1本づつ剥がしていくか、躾のセックスか。どっちがいい?」
🥞「……セックス、」
☕「これは”躾”だからな?ただのじゃれあいなんかじゃない。わかったか?」
🥞「はい、」
🥞「……ぁ、……ぅぅ、」
☕「これでわかったか?俺がどれだけ本気か。」
🥞「……ぇ、ぅ、んぅ……」
☕「無理させすぎたな、喉も潰れてしまって、目も腫れて…」
🥞「……泣」
☕「大丈夫だ。俺が愛すのはお前だけだ。怖がる必要は無い。ずっとずっとこれから死ぬまで一緒だからな。」
🥞「…………泣」
俺の彰人、絶対にどこにも行かないでくれ。絶対に結婚もして離れられないようにしよう。
いつか孕ませてやる。2人の赤ちゃん作ろうな、彰人♡
次の日冬弥は俺の事を縛った。
足には重い鎖で繋がれて扉の前には行けない。
首にはチョーカーが巻かれておりこれにはGPSが埋め込まれているらしい。
手には手錠がかけられている。
冬弥はこれも愛なんて言うけどこんな事しなくてももう逃げないのに。
でも正直嬉しかったり、なんて。
恥ずかしくて言えない。
☕「彰人、かわいい。俺の彰人…」
冬弥は気でも狂ったかのように俺の事を抱きしめながらキスをしたり、可愛いなんて言って。
🥞「俺、逃げないよ。」
☕「逃げなくてもダメだ。俺から離れて欲しくない。」
部屋に新しく着いた監視カメラ5台は全てこちらを見ている。
少し怖くて冬弥に抱きつく。
☕「ん?」
🥞「怖い、カメラがこっち見てる、」
☕「あれは俺の新しい目だ。俺が仕事に行っても彰人のことを見ていられるようにな。だから怖くない。」
🥞「冬弥はあんなに怖い目してないよ、冬弥の目は優しいのに、」
☕「彰人…♡」
俺も人のこと言えないくらい狂ってるけど。
これは俺らの秘密な?
冬弥に殴られた跡とか見るとめっちゃ愛感じるって言うか幸せな気持ちになる。
腕や足、お腹にはアザが残っている。マーキングされているみたいで嬉しい。
確かこのキズは冬弥の事嫌いって言って殴られたヤツ、これは機嫌が悪くて気づけば殴られていたヤツ。
そしてこれは…なんて一つ一つ思い出すとやっぱり俺は愛されてんだなって幸福感に埋もれる。
🥞「…♡」
☕「あーきと♡」
🥞「ん?なぁに?」
☕「かわいいな♡」
🥞「ふへへ♡」
🥞「おれかわいい?」
☕「あぁ、世界で1番。」
そう言って彰人の頭を撫でて長い髪を指で通して髪ゴムで髪をくくるとやはりこちらの彰人も可愛くて惚れてしまう。
🥞「?どうしたの?」
☕「いや、彰人が可愛くて…」
🥞「…!」
🥞「冬弥はかっこいい!」
そう言って頬にキスをしてくれた。
🥞「へへっ、//」
☕「かわいい、結婚しよう。」
🥞「!する!結婚する!」
☕「俺たちが結婚したらもう永遠に離れられないな♡」
🥞「うんっ♡」
23歳になった俺達は結婚をした。
結婚指輪も買って彰人の監禁部屋で2人だけで結婚式もした。誓のキスも中出しセックスもした。絶対に死ぬ時は一緒に死のうねって約束もした。
狂った俺達は日に日にお互いの愛が重くなって結婚記念日の日、2人で覚醒剤を多量摂取して亡くなった。だが、空の上2人だけの世界で冬弥と彰人は変わらず狂ったように愛し合った。
END
お互い愛が重くてドロドロで狂っちゃう冬彰が描きたくて12月頃からコツコツ書いてたやつです…
最期2人は死んじゃったんだけどそこをあんまり触れないで簡潔に終わらせてるからもし私が頑張れれば結婚して死んじゃう前から死ぬまでのお話書こうかな…とか思ってます。
誰か読みたい子とかいたら頑張って書くよ👊🏻
なんかくらいお話だったから少し雰囲気明るくしよう?!私もなんか怖くなってきた(?)
面白い話と言えば…えっとですね、あんま面白くないかもだけど友達の家のインターホンの音がファミマの入店音でした 笑 (何の話だよw)
個人的にすごくツボって五分くらい笑ってた😸
暗いお話だからって病んでるわけじゃないよ🫵🏻なんならバカ元気だよ‼️心配しないでね🎶(誰もしてないよ〰️)
そろそろ切りますか!
頑張って書いたのでコメントください!来なかったら泣く、、🥹
もちろん♡もください‼️
おつたに🎶
コメント
9件
初コメント失礼しマス やっぱりすごく面白かったデス ヤンデレ、、、すごく癖に刺さりマス 冬弥が後ろに居たのこちらもすごくゾクゾクしましタ 2人とも愛し合って居るの尊いデス これからも無理なく頑張ってくだサイ
いつも通り良かったよー!! どろどろの冬彰やっぱ好き😭😭
本当に癖にぶっ刺さりで最高です😭😭