ゼクス『え…?なんで……ッ?』
竜夜『………嫌か……?』
竜夜は少し下を向いて哀しそうに俯く
ゼクス『そ、そういうわけじゃな………ッ』
竜夜『じゃあ寝るぞ、お前も風邪引いてんだろ?』
僕は仕方なく竜夜の横に入る
ゼクス『…………』
僕は静かに目を瞑る、嫌な夢なんて見たくない、そういえば明日は『美容師ごっこ』をする予定だったな……風邪でも行かなきゃまたイタイことされる
ゼクス『……………』
その時、竜夜が僕に抱きついてきた
ゼクス『?!』
僕が驚きのあまり目を開けると、熱に魘されているような竜夜が居た
ゼクス『……………』
僕は黙って竜夜を抱き返す、流石に此処で突っぱねたら可哀想だと思った
竜夜『………ありがとな』
……は?なんでお礼なんて………?
竜夜『……これからも一緒にいてくれよ……?』
ゼクス『……笑』
竜夜がそんなことを言うのは殆ど無い、でも不思議と嬉しくなってきた
ゼクス『………はいはい』
僕は如何にも眠そうというふうに返事をした