テラーノベル
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💙渡辺視点
車が走り出して数分。
さっきまでのスタジオの賑やかさが
嘘みたいに静か。
❤️「今日の新曲披露たのしかったね」
💙「ね、俺あの曲好き」
❤️「わかる笑」
💙「みんな楽しそうだった」
❤️「今日翔太ちょっと緊張してなかった?」
💙「してねぇよ」
❤️「えー、してたよー」
💙「どこらへん?」
❤️「サビ前のとこ」
💙「……あ」
❤️「歌詞怪しかったでしょ笑笑」
💙「バレてたの?」
❤️「そりゃ翔太のパート覚えてるもん」
💙「……誤魔化せたと思ったんだけどなぁ」
他愛もない話に花を咲かせる
❤️「シャッフルメドレーも良かったよね」
💙「舘さん楽しそうだったよね」
❤️「康二と元太が面白いから笑笑」
💙「まぁな」
嫉妬してあんま見れてないけど、
❤️「翔太のやつもめっちゃかっこよかった」
💙「…ふは//」
❤️「翔太は声がいいよねほんと」
涼太が助手席で 軽く振りを真似する。
💙「運転中にやるな危ねぇ」
夜でテンションが上がってるのか
ふわふわしててかわいい
❤️「好きなんだもんあの曲ー」
💙「舘さんも似合いそうだけどね」
❤️「んー、いつかカバーしたいな」
💙「だね」
❤️「翔太の色気には勝てないかな?」
💙「…は///」
❤️「なんか色気すごかった笑笑」
💙「やめろはず//」
❤️「ふふ笑」
そんなふうに見てたんだ
恥ずかし笑笑
❤️「てかわざわざ遠回りありがとね?」
💙「ん、ぜんぜん」
❤️「ほんと優しいね翔太は」
💙「別に誰でもじゃないし、」
❤️「…ずるいよ?」
困った顔で笑う涼太を見てると
あと数分で着いてしまうことが惜しくなってくる
少し沈黙が流れる
音楽だけが小さく車内に響く
❤️「ねぇ翔太」
💙「ん?」
❤️「今日、俺のこと…なんか思ってたりする?」
💙「…!」
心臓がドクンと鳴る
❤️「別に答えなくてもいいけど、」
❤️「ちょっと気になっただけ」
💙「…え」
❤️「あの、意識してくれてるかなって」
💙「…っ////」
小さな声でぼそっと呟いたずるい一言に
心臓が苦しいくらいにギュッと掴まれた
❤️「ごめん、急かしてるわけじゃなくて」
💙「…今日、距離近かった」
❤️「…ん、、?」
💙「康二とかと話してるとこ見て、俺には見せてくれない顔してたから、」
❤️「え、、っと?」
とりとめのない突然の話に
あんまりついてこれてなさそうな涼太
💙「…嫉妬したって言ってんの」
❤️「…!?////」
小さく、でも確実に聞こえるように
涼太に独占欲を押し付ける
❤️「…は、//」
暗い車内でも分かるくらいに、
頬が赤く染まった涼太
でも運の悪いことに涼太の家に着いてしまった
❤️「…」
正直このまま帰したくない
❤️「…ありがとね、わざわざ」
そう言いながら降りる準備をする涼太
外のライトに照らされる横顔に目が離れなくなる
ドアに開けて降りようとしたところで
グイ
咄嗟に涼太の手を掴んで引き止めた。
💙「ねぇ涼太。ちょっと時間もらえる?」
❤️「…え」
💙「ごめん、まだ帰したくない」
コメント
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しょっぴーの『ごめん、まだ帰したくない』は心臓に悪いです💓